接続機器から外部ストレージに自動転送する場合、ファイル番号を自動的に割り付けてCSVファイルを作成できます。[CSVデータ転送条件設定]ダイアログボックスの拡張設定で設定します。
自動ナンバリング動作は次のようになっています。
すでに外部ストレージに保存されているファイルのうち、最新ファイル(タイムスタンプが最新のファイル)のファイル番号+1でファイルが作成されます。
外部ストレージに空き容量がない場合、一番古いファイルを削除して、前回保存したファイル番号+1でファイルが作成されます。
外部ストレージに保存されているファイル番号に連続性がない場合、最新のファイルのファイル番号+1でファイルが作成されます。
ファイル番号とタイムスタンプの整合性がない状態(手動転送でファイルが上書きされた場合など)で自動ナンバリングを開始すると、最新のファイル番号+1のファイルから順に上書きされます。
自動ナンバリングを使用している場合に、手動転送(接続機器から外部ストレージへ)などでファイル番号を途中で割り込ませないでください。割り込ませたファイルは上書きされます。
手動転送などによるタイムスタンプの更新にかかわらず、前回自動ナンバリングしたファイル番号+1から順に上書きされます。
[終了番号]までファイルを作成すると、それ以降は[コントロールワードアドレス]をONしてもデータの転送は行われません。転送を続けるには、[ループ]機能を使用するか、[再開ビットアドレス]を設定します。
[ループ]機能を使用すると、[終了番号]までナンバリングしたあとは自動的に[先頭番号]のファイルから順に上書きでデータ転送を続けます。
例)条件設定のファイル番号が[先頭番号]=0、[終了番号]=4の場合
再開ビットアドレスを使用する場合
[終了番号]までナンバリングした状態で、指定した[再開ビットアドレス]をONすると、次に
[コントロールワードアドレス]をONした時点で[先頭番号]のファイルを上書きし、以降は順に上書きでデータ転送を続けます。
自動ナンバリングのタイミングチャート
[先頭番号]から[終了番号]までファイルを作成すると[フルビットアドレス]がONし、自動転送を終了します。
再度自動転送を行う場合は、[再開ビットアドレス]をONしてから[コントロールワードアドレス]のビット1をONしてください。[先頭番号]から順に上書きでファイルが作成されます。
[再開ビットアドレス]をONすると自動的に[フルビットアドレス]がOFFされます。[フルビットアドレス]がOFFになったのを確認して[再開ビットアドレス]をOFF してください。
表示器の電源ON時にすでに外部ストレージ内に[終了番号]までファイルが存在していると、[コントロールワードアドレス]のビット1をONした直後に[フルビットアドレス]がONされ、転送処理が実行されません。そのとき[再開ビットアドレス]がONしていた場合は、[コントロールワードアドレス]のビット1をONすると[先頭番号]のファイルが上書きされます。
転送を行う前に必ず外部ストレージに保存されているファイル番号と[再開ビットアドレス]の状態を確認してください。