31.5.11.1 入力エッジ - パルスキャッチ

入力エッジは、入力信号をパルス入力と判断するタイミングを設定します。立ち上がりは信号がOFFからONに変わるタイミング、立下りは信号がONからOFFに変わるタイミングでパルス入力として検知します。

設定方法

  1. [プロジェクト]メニューの[システム設定]-[I/Oドライバ設定]をクリックします。

  2. [内部ドライバ1]画面で各CHにパルスキャッチを選択すると、端子属性に「パルスキャッチ設定」ボタンが表示されますので、クリックします。

  3. [パルスキャッチ設定]ダイアログボックスが表示されますので、「立上り」/「立下り」から選択します。

  4. LT4000シリーズ

  1. [プロジェクト]メニューの[システム設定]-[I/Oドライバ設定]をクリックし、[機能]で[パルスキャッチ]を選択します。

  2. [エッジ設定]に検知方法を設定します。

フィルタ時間

フィルタ時間はLT4000シリーズでのみ設定できます。

入力信号のノイズを取り除くためにフィルタ時間を設定します。入力信号が[フィルタ時間]以上ONの状態が続く、またはOFFの状態が続く場合のみ入力ありと判断します。パルス入力が検出されると、システム変数(#L_ExIOSpCtrl)のパルスキャッチ検出フラグがONになります。

パルス入力の検出とフィルタ時間の動作について説明します。
エッジ設定は[立上り]です。

: フィルタ時間

 

x: 入力信号

 

f: パルスキャッチ検出ビット

 

a: パルスキャッチクリアビット

1) 入力信号(x)の立上りからフィルタ時間の計測が始まります。フィルタ時間が経過する前に入力信号がOFFになると、パルス入力は検出されません。
2) 入力信号(x)の立上りからフィルタ時間が経過するまでONの状態が続くと、パルス入力と判断されパルスキャッチ検出(f)がONになります。
3) パルスキャッチクリア(a)をONにすると、パルスキャッチ検出(f)がOFFになります。
4) 入力信号(x)のON中にパルスキャッチ検出(f)をOFFにした場合、入力信号のON状態がフィルタ時間以上続いてもパルスキャッチ検出(f)はOFFのままです。