入力エッジは、入力信号をパルス入力と判断するタイミングを設定します。立ち上がりは信号がOFFからONに変わるタイミング、立下りは信号がONからOFFに変わるタイミングでパルス入力として検知します。
設定方法
LT3000シリーズ/STC6000シリーズ
[プロジェクト]メニューの[システム設定]-[I/Oドライバ設定]をクリックします。
[内部ドライバ1]画面で各CHにパルスキャッチを選択すると、端子属性に「パルスキャッチ設定」ボタンが表示されますので、クリックします。
[パルスキャッチ設定]ダイアログボックスが表示されますので、「立上り」/「立下り」から選択します。
LT4000シリーズ
[プロジェクト]メニューの[システム設定]-[I/Oドライバ設定]をクリックし、[機能]で[パルスキャッチ]を選択します。
[エッジ設定]に検知方法を設定します。
フィルタ時間
フィルタ時間はLT4000シリーズでのみ設定できます。
入力信号のノイズを取り除くためにフィルタ時間を設定します。入力信号が[フィルタ時間]以上ONの状態が続く、またはOFFの状態が続く場合のみ入力ありと判断します。パルス入力が検出されると、システム変数(#L_ExIOSpCtrl)のパルスキャッチ検出フラグがONになります。
パルス入力の検出とフィルタ時間の動作について説明します。
エッジ設定は[立上り]です。
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x: 入力信号
f: パルスキャッチ検出ビット
a: パルスキャッチクリアビット |
1) 入力信号(x)の立上りからフィルタ時間の計測が始まります。フィルタ時間が経過する前に入力信号がOFFになると、パルス入力は検出されません。
2) 入力信号(x)の立上りからフィルタ時間が経過するまでONの状態が続くと、パルス入力と判断されパルスキャッチ検出(f)がONになります。
3) パルスキャッチクリア(a)をONにすると、パルスキャッチ検出(f)がOFFになります。
4) 入力信号(x)のON中にパルスキャッチ検出(f)をOFFにした場合、入力信号のON状態がフィルタ時間以上続いてもパルスキャッチ検出(f)はOFFのままです。