31.5.7.2 イネーブル入力 - 高速カウンタ(2相設定)

イネーブル入力とは、入力端子からの信号でカウント処理の実行/停止を制御する機能です。入力信号がONになっている間、カウント処理を実行します。

イネーブル入力機能を使うには、システム変数#L_ExIOCntInExtCtrlも使う必要があります。#L_ExIOCntInExtCtrlはイネーブル入力機能の有効/無効の切り替えや、状態の確認をするためのシステム変数です。

Input: パルス入力

 

#L_ExIOCntInExtCtrl

 g: イネーブル入力許可ビット

 c: イネーブル入力許可状態ビット

 

X1: イネーブル入力

 

#L_HSC*_HCV: カウンタ現在値

1) システム変数#L_ExIOCntInExtCtrlのイネーブル許可(g)をONにしておきます。
2)  I/Oドライバがイネーブル入力許可の準備を終えると、#L_ExIOCntInExtCtrlのイネーブル入力許可状態(c)がONになります。
3) イネーブル入力許可状態(c)がONになったことを確認し、イネーブル入力(X1)をONにすると、カウント処理が開始されます。
4) イネーブル入力(X1)をOFFにするとカウント処理が停止します。
5) イネーブル入力許可(g)をOFFにすると、イネーブル入力許可状態(c)もOFFになり、イネーブル入力(X1)の入力に関係なくカウント処理が停止します。

GP-Pro EXでの設定方法

LT4000シリーズ

  1. [プロジェクト]メニューの[システム設定]-[I/Oドライバ設定]をクリックし、[2相カウンタ]にチェックを入れます。

  2. [CH1&2]タブを開き、[イネーブル入力]にチェックを入れます。

イネーブル入力許可/許可状態ビット

イネーブル入力を使用する場合、必ずシステム変数(#L_ExIOCntInExtCtrl)の"イネーブル入力の許可"ビットをONにしておく必要があります。

#L_ExIOCntInExtCtrl

 

ビット番号

機能

種類

詳細

表示器

LT4000

LT3000/STC6000

c

4(n-1)+2

イネーブル入力の許可状態

ステータス

1: イネーブル入力の許可ビット(c)がONになり、イネーブル入力機能が有効です。

0: イネーブル入力の許可ビット(c)がOFFになり、イネーブル入力機能が無効です。

-

g

4(n-1)+18

イネーブル入力の許可

コントロール

ON中

イネーブル入力機能を有効にします。カウント処理を動作させるには、このビットとイネーブル入力信号の両方をONにする必要があります。

-

*各CHに該当するビット番号は、"n"にCH番号をあてはめて計算してください。