カウンタ現在値をクリアさせることができます。また、カウンタ現在値クリアを確認することができます。このカウンタ現在値のクリア機能は、カウンタが動作中、停止中のどちらでも使用できます。
カウンタ現在値クリアは、システム変数(#L_ExIOCntInCtrl)にある各CHカウンタ入力制御要求のカウンタ値クリアフラグをONすることでカウンタ値を0クリアすることができます。どのCHに高速カウンタを割り付けたのかによって操作ビットが異なります。
#L_ExIOCntInCtrl
カウンタ入力制御要求
各CHの先頭ビット (0ビットめ) をONにするとカウンタ値がクリアされます。
また、[カウンタ入力制御応答]に割り付けられた変数の詳細は下図のように、どのCHに高速カウンタを割り付けたのかによって監視ビットが異なります。
各CHの先頭ビット (0ビットめ) が1の場合はクリア完了、0の場合はクリア未完了を示します。
カウンタ現在値のクリアと完了フラグのタイミングチャートを下図に示します。
1)カウンタ値クリア要求フラグをONするとカウンタの現在値がクリアされます。
2)カウンタの現在値クリア後、カウンタ値クリア完了フラグがONします。
3)カウンタ値クリア完了フラグがONしたことを確認して、カウンタ値クリア要求フラグをOFFしてください。
4)カウンタ値クリア要求フラグのOFFを認識してカウンタ値クリア完了フラグもOFFになります。
2相設定で使用する場合は、割り付ける端子配列が異なります。
2相設定の詳細については以下を参照してください。
31.5.7 高速カウンタ(2相設定)