31.9.8.1 エラーコード - CANopen

プロジェクトデ-タ関連異常

初期化エラー

エラーコード

エラーメッセージ

内容

対処方法

000

エラーなし

-

-

001

ドライバ命令不正

I/Oドライバ命令の異常

I/Oドライバ命令のオペランドの設定値を確認して、プロジェクトを転送しなおしてください

002

ドライバ命令数過多

I/Oドライバ命令使用数が16個以上

I/Oドライバ命令使用数を確認して、プロジェクトを転送しなおしてください。

003

ドライバID異常

ドライバ/ユニット登録時にエラーとなり、ドライバ/ユニットが未登録状態

プロジェクトファイルが正しく送られていない可能性があります。再度プロジェクトファイルを転送してください。

004

ドライバ設定が重複

ドライバが2重登録された

005

設定レベル値の異常

ドライバが不正

006

データ取得アドレス異常

ドライバ情報が不正

コントローラ情報が不正

007

ドライバ未登録

ドライバが登録されていない

008

PDO設定異常

PDO設定異常

PDO設定を確認して、プロジェクトを転送しなおしてください。

009

ターミナルタイプ不正

ターミナルタイプ不正

プロジェクトファイルが正しく送られていない可能性があります。再度プロジェクトファイルを転送してください。

010

cDCF無し

コンサイスDCFがない

011

cDCFエラー

コンサイスDCFが不正

012

F/Wファイル読込異常

ファームウェアが不正

013

設定値ダウンロード失敗

設定値のダウンロード失敗

表示器をリセットしてください。それでも直らない場合、弊社カスタマーケアセンターにお問い合わせください。

014

設定値異常

エラーフラグが設定されているがエラーコードが0になっている

表示器をリセットしてください。それでも直らない場合、弊社カスタマーケアセンターにお問い合わせください。

 

H/W関連異常

ハードウェアエラー

エラーコード

エラーメッセージ

内容

対処方法

050

I/OボードのID相違

接続されているI/Oボードが異なる

表示器の型式が異なっている可能性があります。

表示器の型式を確認し、再度プロジェクトファイルを転送してください

051

ユニット初期異常

I/Oボードの初期化に失敗

プロジェクトファイルが正しく送られていない可能性があります。

再度プロジェクトファイルを転送してください。

それでも直らない場合、ハードウェアの故障が考えられます。弊社カスタマーケアセンターにお問い合わせください。

 

アプリケ-ション関連異常

マスターの致命的エラー

エラーコード

エラーメッセージ

内容

対処方法

100

バスオフ異常

バス障害(ノイズ障害)やハードウェア障害、ボーレート設定異常など

通信ケーブルの接続状態を確認し、全スレーブのボーレート設定をチェックしてプロジェクトを転送しなおしてください。

それでも直らない場合、ハードウェアの故障が考えられます。弊社カスタマーケアセンターにお問い合わせください。

101

RXHPオーバーラン

PDO、NMT、SYNCなどの受信データ量過多

PDOを減らすなどネットワーク設定を見直してください。

102

TXHPオーバーラン

PDO、NMT、SYNCなどの送信データ量過多

103

RXLPオーバーラン

ハートビートやノードガード、SDOの受信データ量過多

ノード監視間隔を大きくするなどネットワーク設定を見直してください。

104

TXLPオーバーラン

ハートビートやノードガード、SDOの送信データ量過多

105

CTRLオーバーラン

PDO、SDOなどのデータ量過多によるデータ紛失

PDOやSDOを減らすなどネットワーク設定を見直してください。

106

ノードID重複

同じノードIDが2つ以上使用されている

ノードIDの重複がないかを確認してプロジェクトを転送しなおしてください。

107

未サポートスレーブ異常

未サポートのスレーブが存在する

スレーブの構成を見直してください。

108

ネットワーク設定エラー

ネットワーク構成が不正

もう一度コンサイスDCFをダウンロードしてください。

それでも直らない場合、すべてのEDSファイルをチェックし、ネットワーク設定を見直してください。

109

必須スレーブエラー

必須スレーブのコンサイスDCFファイルが不正

EDSファイルをチェックし、ハードウェア構成と一致しているかを確認してください。

110

マスター致命的エラー

CANopenマスターで致命的なエラーが発生

表示器をリセットしてください。

ランタイムエラー

エラーコード

エラーメッセージ

内容

対処方法

111

ドライバ命令実行エラー

I/Oドライバ命令のオペランド値が範囲外の値が入力されて実行されました。

各I/Oドライバの範囲内の値にて実行してください。

112

必須スレーブ無し

必須スレーブに設定されたスレーブに異常が発生しました。

必須スレーブが正常に接続されているか、電源が入っているかを確認してください。

120

SDO通信異常

SDO通信で指定したスレーブのオブジェクト情報が不正や通信相手が通信可能状態にないなど

※エラーコード140~148以外。

SDO通信の指定情報が正しいか確認してください。

正しい場合、ネットワークの通信状態を確認するか、ネットワークをリセットしてください。

121

タイムアウト(入力)

I/Oファームウェアが入力データを更新していない

I/Oファームウェアが正常に動作していません。

表示器をリセットしてください。

122

タイムアウト(出力)

I/Oファームウェアが出力データを更新していない

123

タイムアウト(SDO)

I/OファームウェアがSDO通信をしてない

I/Oファームウェアが正常に動作していません。

表示器をリセットしてください。

非致命的エラー

エラーコード

エラーメッセージ

内容

対処方法

130

不正PDO受信

受信したPDOのサイズが不正

EDSファイルを確認してください。

131

SDOオーバーラン

SDO通信データサイズ過多

SDO通信データサイズを小さくしてください。

132

スレーブ無し

スレーブが存在しない

スレーブが正常に接続されているか、電源が入っているかを確認してください。

140

SDOプロトコルエラー

SDOサーバ(スレーブ)のプロトコルエラー

アボートコードをチェックしてください。
スレーブのオブジェクトディクショナリをチェックしてください。

141

SDO送信オーバーフロー

低優先度の送信キューのオーバフロー(エラー104参照)

エラー104を参照。

致命的エラー : 低優先度の受信キューがオーバラン

142

SDOマスター設定エラー

表示器がCANopenマスタとして設定されていない。したがって、SDO送信は実行されない。

ネットワーク設定をチェックしてください。
オフラインモードでネットワークステータスをチェックしてください。
表示器をリセットしてください。

143

SDOアクセス異常

SDO命令で指定したオブジェクトが、SDO経由の別のサービスでアクセスされている。

ネットワークにおいて、表示器だけがCANopenマスタなのかをチェックしてください。(マルチマスタは未サポート)

同時に1つだけのSDO命令が実行されているかをチェックしてください。

144

SDO受信タイムアウト

SDOの要求がSDOタイムアウト時間以内に応答されない

アボートコードをチェックしてください。

ノードIDがネットワークに存在するかチェックしてください。
そのスレーブのオブジェクトディクショナリに、そのオブジェクトが存在するかどうかをチェックしてください。
サブインデックスが存在するかをチェックしてください。

145

SDOオペランド異常

SDO命令のパラメータエラー

アボートコードをチェックしてください。

SDO命令のパラメータをチェックしてください。
オブジェクトがリードオンリーまたはライトオンリーかをチェックしてください。

146

SDOマスター状態異常

SDO送信が表示器の状態により実行できない

DGMT命令またはオフラインモードで表示器の状態をチェックしてください。

147

SDOマスター状態停止中

表示器がSTOPモード、またはSDO送信の間にSTOPモードに移行しため、SDO送信が実行できない

表示器をRUNモードにしてください。

148

SDOアボートエラー

SDO送信がSDOサーバ(スレーブ)によってアボートされた

アボートコードをチェックしてください。スレーブの状態をチェックしてください。

149

ストア/リストア未サポート

マスターがストア/リストアに対応していない

マスターのオブジェクト1010、1011に書き込みを行わないでください。

スレーブエラー

エラーコード

エラーメッセージ

エラーメッセージ

内容

対処方法

150

識別エラー

1つの設定されているスレーブと実際に接続されているスレーブが異なります。

EDSファイルとネットワーク設定を確認してください。(Node IDが正しいか、EDS-ファイルが正しいか)
オフラインモードでスレーブのノードIDを見つけることができます。

151

オプションスレーブエラー

オプションスレーブの設定不正

ネットワーク設定のスレーブ構成を確認し、プロジェクトを転送しなおしてください。

152

NMT状態不一致エラー

必須スレーブの状態とネットワークの状態が不一致

153

スレーブ異常

スレーブ異常

プロジェクトファイルが正しく送られていない可能性が考えられます。
再度プロジェクトファイルを転送してください。

154

不一致エラー

CDCFがスレーブのオブジェクトディクショナリと一致しない

155

スレーブ設定エラー

スレーブ構成とオブジェクトディレクトリが不一致

正しいEDSファイルが使用されているか確認してください。
オフラインモードでスレーブのノードIDを見つけることができます。

156

複数識別エラー

1つ又は複数の設定されているスレーブと実際接続されているスレーブが一致しません。

EDSファイルとネットワーク設定を確認してください。(Node IDが正しいか、EDS-ファイルが正しいか)
オフラインモードでスレーブのノードIDを見つけることができます。