出力周波数、出力パルス数、初期出力周波数、加減速時間を指定して「加減速テーブル作成要求」を実行すると加減速テーブルの作成を行います。
その後、同システム変数の[テーブル作成要求完了]にて完了の確認を行います。どのCHにパルス出力を割り付けたかによって要求フラグおよび完了フラグのビット位置が異なります。
また、加減速パルス用テーブルを削除するには、初期周波数と加減速時間をともに0にして、加減速パルス用テーブルを作成するとテーブルは削除されます。
設定方法
システム変数 (#L_ExIOAccelPlsTbl) の「テーブル作成要求」にて加減速テーブルの変更を行います。
#L_ExIOAccelPlsTbl
テーブル作成要求
a:CH1の加減速パルス用テーブル作成要求 |
[1]:作成要求 |
b:CH2の加減速パルス用テーブル作成要求 |
[1]:作成要求 |
c:CH3の加減速パルス用テーブル作成要求 |
[1]:作成要求 |
d:CH4の加減速パルス用テーブル作成要求 |
[1]:作成要求 |
[加減速パルス用テーブル作成完了]の詳細は下図のように、どのCHにパルス出力を割り付けたのかによって監視ビットが異なります。
a:CH1の加減速パルス用テーブル作成完了 |
[1]:作成完了 |
b:CH1の加減速パルス用テーブル有/無 |
[1]:出力可能なテーブルあり [0]:テーブルなし (出力不可) |
c:CH2の加減速パルス用テーブル作成完了 |
[1]:作成完了 |
d:CH2の加減速パルス用テーブル有/無 |
[1]:出力可能なテーブルあり [0]:テーブルなし (出力不可) |
e:CH3の加減速パルス用テーブル作成完了 |
[1]:作成完了 |
f:CH3の加減速パルス用テーブル有/無 |
[1]:出力可能なテーブルあり [0]:テーブルなし (出力不可) |
g:CH4の加減速パルス用テーブル作成完了 |
[1]:作成完了 |
h:CH4の加減速パルス用テーブル有/無 |
[1]:出力可能なテーブルあり [0]:テーブルなし (出力不可) |
加減速パルス用テーブル作成要求と完了フラグのタイミングチャートを下図に示します。
1)出力周波数、出力パルス数、初期出力周波数、加減速時間の設定を行ってください。
2)加減速パルス用テーブル作成要求フラグをONするとテーブルが作成されます。
3)テーブル作成後、完了フラグがONします。
4)完了フラグがONしたことを確認して、要求フラグをOFFしてください。
5)要求フラグのOFFを認識して完了フラグもOFFになります。
テーブル作成時の注意事項
加減速パルス出力中(「加減速パルス出力要求」のビットがONしている)は、下図のように加減速パルス用テーブル作成要求を受け付けません。
出力周波数に到達しない場合の動作
図のように出力周波数まで到達できない設定値の組み合わせでテーブル作成要求を行った場合、表示器ごとに動作が異なります。
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F0: 初期出力周波数 Ta: 加速時間 Td: 減速時間 |
LT3000シリーズまたはSTC6000シリーズでは、テーブル作成要求がエラーになりパルス出力の各設定値が変更されません。
LT4000シリーズでは、テーブル作成要求でパルス出力の設定値が更新され、図のような周波数でのパルス出力が可能になります。