オンラインエディットは1行単位で編集を行います。複数行をまとめて編集することはできません。
I/Oドライバ命令を含む行はオンラインエディットできません。
ファンクションブロックはオンラインエディットできません。
[システム設定]-[ロジックプログラム設定]-[ファンクションブロックのローカル変数の共有]で「共有しない」を選択している場合、ファンクションブロック命令の挿入、削除、移動などの編集はできません。
スキャンタイムの遅延について
[編集確定]をクリックすると、表示器へ編集後のロジックプログラムが取り込まれます。その際、1スキャンのみスキャンタイムが遅延します。
(例)動作中のロジックプログラム10000ステップに対して、339ステップ(タイマ命令8個、カウンタ命令8個)を追加した場合、以下の遅延が発生します。
GP-3300シリーズ : 約8.1ms
GP-3400/3500/3600/3700シリーズ : 約2.9ms
また、遅延したことによる#L_WatchdogTime(ウォッチドッグタイマ)のエラーを回避するため、上記の1スキャンのみウォッチドッグタイマの設定は無視されます。
オンラインエディットが終了すると、ウォッチドッグタイマの設定は有効になります。
複数Editorからのモニタリング
オンラインモニタは、USB接続1台とEther接続1台から同時に実行することができます。
また、それぞれからオンラインエディットを実行することができますが、同時に実行することはできません。片方がオンラインエディットを実行すると、他のEditorへは以下のダイアログボックスにてオンラインエディット実行中であることを通知し、オンラインモニタを中断します。
現在値の変更を連続して行った場合、オンラインモニタが終了する場合があります。この場合には以下の対応を行ってください。
接続機器アドレスへの現在値変更で、オンラインモニタが終了する場合には、接続機器との通信速度を上げる
モニタ設定のリトライ回数を増やす
モニタ設定については以下を参照してください。
3.8.5.8 オプション設定 - モニタステップ共通
オンラインモニタ(オンラインエディット含む)中に通信エラーが発生した場合には、モニタ設定のリトライ回数を増やしてください。
3.8.5.8 オプション設定 - モニタステップ共通
整数変数を修飾語指定したビット(例. 変数名.X[0])を割り付けたビット命令に対して、値の強制変更はできません。
サブルーチン[SUB-**]が導通しているかどうかは、オンラインモニタのメインロジックプログラム[MAIN]側で確認してください。
[SUB-**]側の表示は、サブルーチン内での条件の成立状態を表します。たとえばサブルーチンに導通していない場合、[MAIN]側ではJSR命令は非導通表示ですが、[SUB-**]側のSTARTは導通表示になります。