SCL命令をダブルクリックすることによって、下記のダイアログが表示されます。下記のダイアログから入力最大値と入力最小値と出力Aと出力Bの設定を行ってください。
入力最大最小値と出力値A, Bの設定時、配列要素間接指定は設定できません。
配列変数名: データ
配列数: 5
O データ[0] X データ[N]
オペランドS1およびD1にリアル変数およびフロート変数を使用した場合は、入力最大最小値と出力値A,Bに定数を使用する場合は、0rと0fを付けて定数入力してください。
出力値Aの値と出力値Bの値が、A>Bの場合
出力値Aの値と出力値Bの値が、A<Bの場合
プログラム例
SCL
アナログ入力値(0~4095)を"電流値"として4~20[mA]の範囲で変換させ、小数点としてデータを取り扱う場合。
SCL命令のダイアログ設定で、入力最大値=0r4095、入力最小値=0r0、A=0r20、B=0r4 と設定する。
演算開始の立ち上がり検出接点命令がONすることによって、SCL命令が実行されます。SCL命令が実行されるとD1に設定している演算結果(リアル、フロート変数)にデータAのSCL演算の結果値が格納されます。
演算開始がa接点命令の場合は、演算開始がONの間、常にSCL命令が実行されます。
SCLP
SCLPとSCL命令の違いは、命令実行の検出に違いがあります。SCLPの場合、a接点命令でも、演算開始のONの立ち上がりのみを検出して、SCLP命令が実行されます。よって、演算開始がONし続けても、SCLP命令は1スキャンのみ実行されます。