32.6.3 RET(リターン)

記号/機能

ラダー命令名(呼称)

ラダー記号

機能

Step数

RET
(リターン)

 

制御

1

 

RET命令が実行されると、サブルーチンから強制的に呼び出し元のJSR命令に戻り、次の行から命令の実行が続けられます。

サブルーチンのプログラムを中断して、MAIN処理を実行したい場合は、RET命令を使用してください。

通常、サブルーチン処理が終了すると自動的に呼び出し元に戻るため、RET命令は必ずしも使用する必要はありません。

RET命令は、最後の行に置いてください。RET命令はサブルーチン処理内のみ使用可能です。

プログラム例

RET

RET命令はサブルーチンのみ使用可能です。MAINからサブルーチン呼び出しの命令が実行され、サブルーチンプログラムに移行します。サブルーチン処理内にRET命令ある場合、2行目の処理を実行し、3行目の処理で割り込み処理のa接点がONの場合、RET命令が実行され、4行目の処理を実行せずに、MAIN処理に戻ります。

RET命令が実行されない場合は、4行目まで実行し、サブルーチン処理終了(END)でMAIN処理に戻ります。