32.15.3.5 RCL / RCLP命令の解説

RCL、RCLP命令を実行すると、S1のビットがS2ビット左方向にローテーションします。左端のビット(最上位ビット)はキャリー格納され、キャリーの情報(1 or 0)は、右端のビット(最下位ビット)にローテーションします。

結果はD1に格納されます。RCL、RCLP命令は常に導通します。RCL、RCLP命令を使用する場合は、S1、D1オペランドに指定する変数の型が同じタイプでなければ、エラーとなります。S1、D1オペランドは同じ変数の型を指定してください。

定数指定の場合は下記を参照してください。

ローテーションを行うアドレスを指定します。

ローテーションするビット数を指定します。

ローテーションを行った結果を格納するアドレスを指定します。

例)1ビット左ローテーション(キャリー付き)

オペランドD1が整数変数の場合

オペランドD1が整数変数の場合でオペランドS1、S2にHEXで入力したい場合

0x(数値のゼロと小文字のx入力)を入力すると以下の値はHEX値となります。

S1とD1が両方とも配列でないときは、単純に32 ビット、キャリー付きローテーションします。

S2は0 以上32 以下にしてください。