32.16.5.5 動作概要 - PID

PID命令が導通すると、PID演算を行い操作量を調節して出力します(演算実行)。下図のように非導通の場合は一定の操作量を出力します。一定の操作量の出力値はS3で設定します。非道通の場合、出力が必要無ければ、定数の0を入力してください。

ロジックプログラムでPID命令を使用する際、まずPID変数のオペランド(HP)と整数変数のオペランド(S1、S2、S3、D1)に変数を割り付けてください。

PID変数

PID命令のオペランドHPに変数を割り付けると、その変数には自動的に各メンバが割り付けられます。

PID変数

変数設定

内容

変数名.Q

ビット変数

PID命令処理の完了フラグ

変数名.PF

ビット変数

処理無効範囲フラグ

変数名.UO

ビット変数

出力値の下限オーバー

変数名.TO

ビット変数

出力値の上限オーバー

変数名.IF

ビット変数

積分範囲設定

変数名.KP

整数変数

比例係数

変数名.TR

整数変数

1回あたりの積分時間

変数名.TD

整数変数

1回あたりの微分時間

変数名.PA

整数変数

処理無効範囲

変数名.BA

整数変数

バイアス(オフセット)

変数名.ST

整数変数

サンプリング時間