オペランドS1に表現できない数値の場合(実行結果範囲を超えた等)は、命令を実行しません。
エラーが発生すると#L_ErrorがONになります。
出力結果D1には、正常に命令が実行された前回値のままとなります。
実行結果をシステム変数で確認する場合は必ず命令実行後に、システム変数で確認してください。 複数の命令実行後に状態を確認すると、最後に処理した命令の結果が反映されるのでご注意ください。
プログラム例
MOV
定数を整数変数に格納します。
演算開始の立ち上がり検出接点命令がONすることによって、MOV命令が実行されます。MOV命令が実行されるとD1に設定している結果データに定数の10が格納されます。
演算開始がa接点命令の場合は、演算開始がONの間、常にMOV命令が実行されます。
MOVP
演算開始のa接点命令がONすることによって、MOVP命令が実行されます。MOVP命令が実行されるとD1に設定している結果データ(整数変数)に定数の10が格納されます。
演算開始がa接点命令の場合でも、演算開始のONの立ち上がりのみを検出して、MOVP命令が実行されます。
よって、演算開始がONし続けても、MOVP命令は1スキャンのみ実行されます。