32.10.6.3 実行結果の確認 - INC / INCP

• 命令後、桁あふれが発生した場合は、システム変数(ビット)の#L_CalcCarry がONになります。

• 実行結果が0の場合は、システム変数の#L_CalcZeroがONします。

プログラム例

INC

INC命令が導通するたびに、1加算します。

1. 演算開始の立ち上がり検出接点命令がONすることによって、INC命令が実行されます。INC命令が実行されるとD1に設定している結果データ(整数変数)に1を加算します。
   演算開始がa接点命令の場合は、演算開始がONの間、常にINC命令が実行され1スキャン実行するたびに 1 加算します。

INCP

1. 演算開始のa接点命令がONすることによって、INCP命令が実行されます。INCP命令が実行されるとD1に設定している結果データ(整数変数)に1を加算します。
   演算開始がa接点命令の場合でも、演算開始のONの立ち上がりのみを検出して、INCP命令が実行されます。
   よって、演算開始がONし続けても、INCP命令は1スキャンのみ実行され結果データ(整数変数)に 1 のみ加算します。