配列の範囲を超えた場合(実行結果範囲を超えた等)は、命令を実行しません。
エラーが発生すると#L_ErrorがONになります。
出力結果D1には、正常に命令が実行された前回値のままとなります。
実行結果をシステム変数で確認する場合は必ず命令実行後に、システム変数で確認してください。 複数の命令実行後に状態を確認すると、最後に処理した命令の結果が反映されるのでご注意ください。
プログラム例
FLMV
データ1の内容をデータ2の0個目から5個分コピーします。
開始の立ち上がり検出接点命令がONすることによって、FLMV命令が実行されます。FLMV命令が実行されるとD1に設定しているデータ2に、データ1の内容をデータ2の0個目から5個分コピーします。
開始がa接点命令の場合は、開始がONの間、常にFLMV命令が実行されます。
配列変数名 |
データ1 |
命令実行5個分 |
データ2 |
---|---|---|---|
要素 |
データ1 |
→ |
データ2[0] |
→ |
データ2[1] |
||
→ |
データ2[2] |
||
→ |
データ2[3] |
||
→ |
データ2[4] |
||
|
データ2[5] |
||
|
データ2[6] |
||
|
データ2[7] |
||
|
データ2[8] |
||
|
データ2[9] |
||
|
データ2[10] |
FLMVP
開始のa接点命令がONすることによって、FLMVP命令が実行されます。FLMVP命令が実行されるとD1に設定しているデータ2に、データ1の内容をデータ2の0個目から5個分コピーします。
開始がa接点命令の場合でも、開始のONの立ち上がりのみを検出して、FLMVP命令が実行されます。
よって、開始がONし続けても、FLMVP命令は1スキャンのみ実行されます。