COT、COTP命令は三角関数の余接命令です。COT命令を実行すると、S1の値をCOT計算し、結果がD1に格納されます。1/tan(S1)をD1に格納します。S1はラジアンで入力し、結果D1はS1がπの倍数の近似値になるにつれて絶対値は大きくなりますが、表現できる範囲は約±2.225e-308~±1.79e+308(リアル)の実数値となります。
πは約3.1415926535897(リアル)です。COT、COTP命令は常に導通します。COT、COTP命令を使用する場合は、S1、D1オペランドに指定する変数の型が同じタイプでなければ、エラーとなります。S1、D1オペランドはすべて同じ変数の型を指定してください。
定数指定の場合は下記を参照してください。
オペランドD1がフロート変数の場合
0f(数値のゼロと小文字のf入力)を入力すると以下の値はフロート値となります。
オペランドD1がリアル変数の場合
0r(数値のゼロと小文字のr入力)を入力すると以下の値はリアル値となります。
配列指定のデータを演算する場合
データ[0]またはデータ[N](Nは整数変数)で指定してください。
S1、D1オペランドがすべて配列全体を指定した場合、同じ変数の型でもエラーとなります。