13.7.1 設定手順 - ワードアドレスのデータ変化によって切り替えたい(範囲指定)

ワードアドレスの値に応じてランプの色を切り替えます。

ランプの色を切り替える条件として、値の範囲を設定します。範囲の設定は256個まで指定でき、各範囲に[状態]を設定することで表示したいランプの形状を指定します。範囲設定には優先度があり、指定された範囲が重複する場合は、優先度の高い[状態]が表示されます。

ここではワードアドレス(D100)の値によって状態0から状態2までの3パターンに色分けしてランプを表示する手順をご紹介します。

ワードアドレスの値が100から200までを状態2(優先度1)、状態2から-50、+50を状態1(優先度2)、それ以外を状態0(範囲外表示)とします。ランプの色は状態2を緑、状態1を黄、状態0を赤とします。

[部品(P)]メニューの[スイッチランプ(C)]から[ランプ(L)]を選択するか、をクリックし、画面に配置します。

  1. 配置したランプをダブルクリックすると、設定ダイアログボックスが開きます。[詳細]をクリックします。

  2. [ワードアドレス]をクリックし、[状態数]と[状態切替条件]を設定します。
    (例 : [状態数]3、[状態切替条件]範囲で状態切替)

  3. [ワードアドレス]にランプの色分けを指定するアドレスを設定し、そのアドレスに格納されるデータの形式を[データ形式]で指定します。(例:[ワードアドレス]D100、[データ形式]16Bit Dec、[符号+/-]なし)

  4. [範囲外表示]で状態を選択します。ここで指定した[状態]は、ワードアドレスの値がどの範囲設定とも一致しない場合に表示されます。(例:状態0)

  5. 範囲設定の一覧に必要な条件の数だけ行を追加し、[下限]、[上限]、[状態]を設定します。[追加]ボタンをクリックすると1行ずつ行が追加されます。ワードアドレスの値がここで指定した[下限]以上、[上限]以下のときに[状態]で指定した形状でランプ表示されます。(例:[優先度]1の[下限]100、[上限]200、[状態]状態2、[優先度]2の[下限]50、[上限]250、[状態]状態1)

    • 範囲設定が重なっている場合は、[優先度]の高い設定が表示されます。[優先度]は数字が小さいほど高く、数字が大きくなると低くなります。[上移動]、[下移動]ボタンで行を移動し、正しい優先度になるように設定してください。

  6. [形状選択]でそれぞれの[状態]のランプ形状を選択します。

  7. [カラー]タブをクリックし、[状態選択]で状態を順に選択し、各状態の[表示カラー]を指定します。
    (例:[状態0]の[表示カラー]赤、[状態1]の[表示カラー]黄、[状態2]の[表示カラー]緑)

    • 形状によっては、色の設定方法が上記と異なるものがあります。[形状選択]をクリックすると[形状選択ウィンドウ]が表示されますので、それぞれの状態を選択して[開く]をクリックし、お好みの形状と色を選択します。

    • 形状によっては、色を変更できないものがあります。

  8. [銘板]タブをクリックし、各状態に表示される銘板を指定します。フォントやサイズを指定して文字を入力し、[OK]をクリックします。

    • ランプを選択して[F2]キーを押すと、銘板の文字列を直接編集できます。