19.15.7 XYヒストリカルトレンドグラフ - 理想曲線

[グラフ設定]タブ詳細設定で、[表示方法]を[表示範囲指定]にした場合のみ設定できます。

理想曲線

理想曲線を引くかどうかを指定します。

コントロールワードアドレス

理想曲線の表示 / クリアをコントロールするアドレスを設定します。

接続機器(PLCなど)のアドレスと表示器内部デバイスのアドレスのどちらでも指定できます。

設定したアドレスから連続3ワード分を使用します。

このアドレスのビット0とビット1で、理想曲線の表示 / 消去を制御します。

理想曲線の描画処理状況がこのアドレスに格納されます。

理想曲線の表示中、クリア中にステータスのビット0がONになります。
理想曲線の表示、クリアが完了した時点で、ステータスのビット1がON、ビット0がOFFになります。
ステータスのビット1がONになったのを確認して、コントロールアドレスのビット0をOFFにしてください。
コントロールアドレスのビット0をOFFにすると、ステータスのビット1がOFFになります。
エラーステータスは次のエラーコードを示します。

エラーコード

ビット 12 ~ 15

内容

詳細

0

正常終了

処理が正常に終了した

1

座標数が 0 点

「座標数」の値が0のとき

2

表示範囲エラー

[表示方法]で[表示範囲指定]を選択し、かつ表示範囲を[アドレス]に設定した場合に、上限値と下限値の幅が 0 のとき、または下限値の方が上限値より上回ったとき

3

通信エラー

座標データ取得時に通信エラー(タイムアウト)が発生した

4

予約

-

 :

 

 

15

予約

-

グラフに表示するために格納するデータの数を設定します。座標数は512個まで設定できます。

X座標データ先頭アドレス

X座標データが格納されているアドレス領域の先頭アドレスを設定します。先頭アドレスに指定したデバイスと[データ形式]の設定により、使用されるアドレス領域は異なります。

アイコンをクリックすると、使用されるアドレスの構成が表示されます。

例)アドレスに16ビットデバイスを指定し、[データ形式]で16ビット長を設定した場合

Y座標データ先頭アドレス

Y座標データが格納されているアドレス領域の先頭アドレスを設定します。先頭アドレスに指定したデバイスと[データ形式]の設定により、使用されるアドレス領域は異なります。

アイコンをクリックすると、使用されるアドレスの構成が表示されます。

例)アドレスに16ビットデバイスを指定し、[データ形式]で16ビット長を設定した場合

表示設定

線種

理想曲線を線であらわすかどうかを指定します。

チェックを入れた場合は、線の種類を5パターンから選択します。

  • ピッチが16ドット以下のグラフ画面で、実線以外を指定すると、線のパターンが正しく表示されない場合があります。

線幅

線の幅を1 ~ 2で設定します。

表示カラー

線の色を設定します。

背景カラー

実線以外の線種を選択した場合に、線の背景色を設定します。

点種

理想曲線を点であらわすかどうかを指定します。

チェックを入れた場合は、点の形状を「」の7パターンから選択します。点の大きさは5ドット固定です。

表示カラー

点の色を設定します。

丸め表示

表示範囲の設定値よりもデータ値が超えた場合に、データを表示範囲内に丸めるかどうかを指定します。

[丸める]を選択した場合、表示範囲を超えている値は設定されている上限値として表示されます。X軸Y軸の両方が表示範囲を超えた場合、上限値の2点が交わったところが値として表示されます。

[丸めない]を選択した場合、表示範囲を超えた値は表示されません。

  • グラフ表示時に16ビット長の表示範囲を超える場合は、[丸め表示]の設定にかかわらずグラフは丸めて表示されます。

始点と終点を連結する

理想曲線の始点と終点を連結し、閉曲線とするかどうかを指定します。

ブリンク

点滅表示の有無および点滅の速さを指定します。[表示カラー]、[背景カラー]、[グラフエリアカラー]それぞれにブリンクを設定できます。

  • 表示器の機種やシステム設定[本体設定]-[表示設定]の[カラー設定]により、ブリンクを設定できない場合があります。
    1.6 対応色数一覧