19.17.3 データ一括表示グラフの制限事項

• ヒストリカルトレンドグラフ、データ一括表示グラフ、XYヒストリカルトレンドグラフ、XYデータ一括表示グラフは、1表示画面上(画面呼び出し、ウィンドウ表示を含む)で合わせて8個以内になるよう設定してください。

• ヒストリカルトレンドグラフ、データ一括表示グラフ、XYヒストリカルトレンドグラフ、XYデータ一括表示グラフのチャンネル数は、1表示画面上(画面呼び出し、ウィンドウ表示を含む)で合わせて40本以内になるよう設定してください。40本を超える場合には41本目以降が動作しません。

• 1個のデータ一括表示グラフ部品に表示できるチャンネル本数(折れ線本数)は20本までです。

• グラフデータの座標点は1000分率で計算されます。表示範囲外の値であっても、換算の結果が範囲内になる場合はグラフ表示されます。

• 配置したグラフの表示エリア内には、他の部品を配置しないでください。また、表示エリア内に直線などの図形を直接描画したい場合は、ベース画面番号9000～9999にグラフを配置し描画してください。ベース画面番号1～8999上に配置したグラフの表示エリア内に目盛り線などを描画しても、表示器上ではその目盛り線は表示されません。ベース画面1～8999上で目盛り線が入ったグラフを表示したい場合は、9000番以降で作画した画面を呼び出すようにしてください。
  ベース画面番号9000番以降は、グラフとその上に直接描画する図形のみ配置してください。その他の部品(スイッチなど)は正常に動作しない可能性があります。

• ベース画面番号9000以降に配置し、[形状なし]を設定したグラフでグラフエリアカラーを使用する場合、次の順序で描画されます。このため、グラフの表示エリアに描画を重ねて配置した場合やベース画面の背景色を設定した場合、グラフエリアカラーよりも優先して描画されます。

  1. グラフエリアカラー

  2. 直線や四角形などの描画オブジェクトやベース画面の背景色

  3. 折れ線グラフ

• 配列設定を行っていないシンボル変数はグラフ表示できません。

• 1表示画面上に複数のデータ一括表示グラフやXYデータ一括表示グラフを表示する場合は、各部品のコントロールワードアドレスは重複しないように設定してください。

• [コントロールワードアドレス]を接続機器のアドレスに設定するか表示器内部デバイスの読み込みエリア(LS0020以降)を使用するかで、グラフの表示速度が異なります。詳細は以下を参照してください。
  19.10.3 データ一括表示グラフのしくみ

• [表示範囲指定]を[アドレス]指定していて通信エラーが発生したときは、「0」の値で描画されます。

• 補助線を[アドレス]指定していて通信エラーが発生したときは、補助線は「0」の値で描画されます。

• 表示更新時はグラフ表示エリア内が一度クリアカラーで塗りこまれてから再表示されるため、画面がちらつくことがあります。

• データ形式がBCDのグラフでコントロール、データ数、オフセットにA～F(h)を含むデータを設定すると、グラフの表示や消去を行うことができません。

• データ形式がBCDのグラフではA～F(h)を含むデータは表示されません。