接続機器から読み出したデータに対して演算処理を行い、演算した結果を表示することができます。
演算処理
[モニタワードアドレス]に格納されたデータに対して演算を行い、その結果を表示するかどうかを設定します。
以下の場合は[演算処理]を設定できません。
[スケーリング設定]を指定している。
[警報設定]を指定している。
演算データ指定
演算するデータを設定する方法を選択します。
定数
演算するデータとして固定の数値を書き込んで指定します。(直接指定)
アドレス
演算するデータが格納されているアドレスを指定します。(間接指定)
間接エリア指定
[基本設定]タブの[アドレスタイプ]で[アドレス]または[デバイスタイプ&アドレス]を選択し、かつ[演算処理]タブの[演算データ指定]で[アドレス]を選択した場合に表示されます。演算データが格納されるアドレスを指定する方法を選択します。
表示アドレスに続くエリア
[基本設定]タブで指定した[モニタワードアドレス]に続くアドレスの順番に連続して割り付けられます。
例)演算データ指定[アドレス]、間接エリア指定[表示アドレスに続くエリア]、演算子[+]を選択した場合
個別設定
演算データのワードアドレスを個別に指定します。
モニタワードアドレス
[基本設定]タブで指定された(モニタワードアドレス)が表示されています。
演算データ
[ワードアドレス]のデータに対してもう一方のデータを設定します。
[演算データ指定]が[定数]の場合は演算データを入力します。[基本設定]タブの[データ形式]によって設定範囲が異なります。[アドレス]の場合は演算データが格納されるアドレスを指定します。
データ形式 |
符号 + / - |
範囲 |
|
---|---|---|---|
8ビット |
Dec |
無 |
0 ~ 255 |
有 |
-128 ~ 127 |
||
Hex |
— |
0 ~ FF(h) |
|
Oct |
— |
0 ~ 377(o) |
|
Bin |
— |
0 ~ FF(h) |
|
BCD |
— |
0 ~ 99 |
|
16ビット |
Dec |
無 |
0 ~ 65535 |
有 |
-32768 ~ 32767 |
||
Hex |
— |
0 ~ FFFF(h) |
|
Oct |
— |
0 ~ 177777(o) |
|
Bin |
— |
0 ~ FFFF(h) |
|
BCD |
— |
0 ~ 9999 |
|
32ビット |
Dec |
無 |
0 ~ 4294967295 |
有 |
-2147483648 ~ 2147483647 |
||
Hex |
— |
0 ~ FFFFFFFF(h) |
|
Bin |
— |
0 ~ FFFFFFFF(h) |
|
BCD |
— |
0 ~ 99999999 |
|
Float |
— |
-9.9e16 ~ 9.9e16 |
データ位置
演算データまたは演算用ワードアドレスの表示位置を[右]、[左]から選択します。
演算子
演算子を[加算(+)]、[ 減算(-)]、[ 乗算(*)]、[ 除算(/)]、[ 論理積(&)]、[ 論理和(|)]、 [ 排他的論理和(^)]から選択します。
演算するデータ形式が32ビットFloatの場合、四則演算のみ可能です。
演算処理において桁あふれが生じた場合、あふれた分については無視されます。例えば[16ビットHex]の場合「FFFF(h) +1(h)」の演算結果は「0000(h)」となります。
[除算(/)]で余りがでた場合などは四捨五入のため誤差がでることがあります。
ベースアドレス + オフセット値の演算結果は、データ長、データ形式の設定に関係なく、常に16ビットBinで扱われます。
もし演算結果が16ビット(最大値 : 65535)を超える場合、15ビットめまでを有効なビットとして扱い、16ビットめ以上は切り捨てられます。