Etherマルチリンク機能に対応している機種は以下を参照してください。
1.5 機種別サポート機能一覧
GP-4104はスレーブ表示器としてのみ使用できます。
Etherマルチリンク機能に対応していないドライバは次のとおりです。最新情報は弊社ウェブサイトを参照してください。
http://www.pro-face.com/trans/ja/manual/1069.html
富士電機(株)MICREX-SXシリーズ SIO
富士電機(株)MICREX-SXシリーズ イーサネット
オムロン(株) CS/CJ/NJシリーズ EtherNet/IP
Beckhoff Automation GmbH TwinCAT ADS/AMS
CoDeSys Automation Alliance CoDeSys Ethernet
CoDeSys Automation Alliance CoDeSys SIO
Cognex Corporation In-Sight ビジョンシステム
Rockwell Automation, Inc. EtherNet/IP
Siemens Building Technologies SAPHIR SIO
SAE International J1939
またGP-4104、GP-4114Tをご使用の場合は、以下の接続機器も対応していません。
CAN in Automation CANopen Slave
CC-Link Partner Association CC-Link インテリジェントデバイス
CoDeSys Automation Alliance CoDeSys V3 Ethernet
ODVA(Open DeviceNet Vendor Association, Inc. ) DeviceNet スレーブ
PROFIBUS International PROFIBUS DP スレーブ
Siemens AG TIA Portal Ethernet
(株)YE DIGITAL MMCloud TCP クライアント
接続している表示器の合計通信量が最大常時通信量の上限値を超える場合は、接続を試みたスレーブはアクセスを拒否されます。また、マスター表示器のみで上限値を超えた場合、スレーブ表示器は接続できません。
データ通信量を考慮しながらプロジェクトデータを作成してください。
データ通信量の上限および計算方法については以下を参照してください。
7.6.2 通信量の計算方法
全画面の局常時通信量が8090を超えないよう画面を作成してください。局常時通信量の合計が上限を超えると、接続を試みたスレーブはアクセスを拒否されます。また、マスター表示器のみで上限値を超えた場合、スレーブ表示器は接続できません。
すべての画面上の部品アドレス数とデバイスアドレス数の合計は、475以下にしてください。マスターに過度の負荷がかかり、エラーが発生したり、アクセスできなくなることがあります。
スレーブ表示器ではパススルー機能、デバイスモニタ機能、ラダーモニタ機能を使用できません。マスターで拡張スクリプトを使用して得た値をスレーブに共有したい場合は、接続機器にメモリリンクを選択し、マスター表示器で使用した拡張スクリプトをメモリリンクで展開してスレーブ表示器と共有してください。
スレーブ表示器では、ネットワークプロジェクトファイルがロードされません。よって、Pro-Server EXの配信/収集機能は使用できません。また、Pro-Server EXのデバイスモニタ、シンボルモニタやAPIなどでPLCのデバイス値の取得はできません。表示器の内部デバイス(USR,LS)のデバイス値は取得できます。
スレーブ表示器は、PLCと直接通信を行っていないため、通信に関するエラー情報をシステム変数やLSエリアから取得できません。
スレーブ表示器でマルチファンクションスイッチを使うと、機能の処理順序が登録順とは異なる場合があります。
スレーブ表示器はマスター表示器の接続機器を参照しますが、メモリリンクを使用している場合も同様です。このためスレーブ表示器は、メモリリンク使用時に以下に記載する自己のエリアを使用してスレーブ表示器自身を制御したり、スレーブ表示器自身の各種ステータスを参照する事ができません。
#MEMLINK 0000 ~ 0019 (システムデータエリア)
#MEMLINK 2032 ~ 2095 (特殊リレーエリア)
#MEMLINK 9000 ~ 9999 (9000エリア)
接続機器のタグをインポートした場合、Etherマルチリンク機能は使用できません。
Etherマルチリンクで接続中の表示器で操作ロックを有効にすると、その他の表示器には操作ロック元のIPアドレスが表示されます。
次のようにロック元の表示器が複数のLANポートを持つ場合は、複数あるイーサネット設定のうちどれか1つのIPアドレスが表示されます。そのため、他の表示器には実際に通信しているIPアドレスとは異なるIPアドレスが表示されることがあります。
LANポートを2つ以上持つ機種をご使用の場合
LANポートを1つ持つ機種で、EZ LANアダプターをご使用の場合
EZ LANアダプターが使用できる機種については、以下を参照してください。
1.5 機種別サポート機能一覧
スレーブ表示器からマスター表示器を検索すると、スレーブ表示器には検索の結果、認識されたマスター表示器のIPアドレスが表示されます。
マスター表示器が2つ以上のLANポートを持つ場合は、複数あるイーサネット設定のうちどれか1 つのIPアドレスが表示されます。そのため、実際にスレーブ表示器が通信しているIPアドレスとは異なるIPアドレスが表示されることがあります。
間接機器を設定した場合の制限事項
Etherマルチリンク時、マスター表示器とスレーブ表示器で接続機器の構成が一致しているかの確認が行われます。一致していない場合は通信できません。ただし間接機器の設定の有無や差異は無視され、一致していなくても通信に影響はありません。
マスター表示器で機器IDを変更しても、スレーブ表示器に同期は行われません。マスター表示器とスレーブ表示器で別々の機器IDが使用できます。