接続機器で設定したタグを使用してデバイスにアクセスすることができます。
接続機器のタグを使用するにはタグデータをGP-Pro EXにインポートします。
インポートしたタグは接続機器と同じタグ名、データ形式でデータ収集(サンプリング)やDスクリプト/グローバルDスクリプトなどに使用することができます。
タグインポート機能に対応している機種については、以下を参照してください。
1.5 機種別サポート機能一覧
Siemens AGのTIA Portal EthernetのタグデータをインポートできるGP-Pro EXのバージョンは表示器によって異なります。
IPCシリーズまたはPC/AT互換機、SP5000シリーズオープンボックス
Ver.4.05.100以上
上記以外の機種
Ver.4.06.300以上
なおSiemens AGのTIA Portalに対応している機種については、弊社ホームページをご確認ください。
http://www.pro-face.com/trans/ja/manual/1064.html
インポートしたタグが接続機器のタグと同じかどうかを確認することができます。
7.8.2 タグの整合性チェック
デバイスモニタでタグの現在値を確認することができます。
42.5 接続機器デバイスの現在値を一覧で確認したい(デバイスモニタ)
WinGPで接続機器のタグをインポートしたプロジェクトファイルを使用する場合はAPI通信が行えません。
タグとは
タグは接続機器のアドレスに割り付ける任意の名称です。接続機器メーカーによっては「変数」や「シンボル」とも呼ばれます。
タグは接続機器の設定ツールで設定する必要があります。GP-Pro EXは全角/半角合わせて255文字までのタグ名をインポートすることができます。
対応ドライバ
システム設定[接続機器設定]で以下のシリーズが選択されている場合、タグインポート機能が使用できます。最新情報は弊社ウェブサイトを参照してください。
http://www.pro-face.com/trans/ja/manual/1068.html
メーカー |
シリーズ |
タグデータ |
Beckhoff Automation GmbH |
TwinCAT ADS/AMS |
TwinCAT TPYファイル(.tpy) |
CoDeSys Automation Alliance |
CoDeSys V3 Ethernet |
CoDeSys Symbol File(.xml) |
Siemens AG |
SIMATIC S7 MPI直結 SIMATIC S7 イーサネット TIA Portal Ethernet |
プロジェクトファイル(.S7P) プロジェクトファイル(.ap**)*1 |
三菱電機 |
iQ-R/F イーサネット(SLMP Client) |
グローバルラベルファイル(.csv) |
SAE International |
J1939 |
ユーザデファインPGNファイル(*.csv) |
*1 **はTIA Portalのバージョンです。対応しているバージョンは「GP-Pro EX 機器接続マニュアル」でご確認ください。
インポートできるデータ型
GP-Pro EXにインポートできるタグのデータ型は使用するドライバによって異なります。
詳細は「GP-Pro EX 機器接続マニュアル」の「使用可能デバイス」を参照してください。