アニメーション機能では、その画面で最初にアニメーション設定をした部品/描画(オブジェクト)を境に、ベースレイヤ/フロントレイヤという概念が発生します。フロントレイヤのオブジェクトはベースレイヤのオブジェクトより前面に表示されます。
オブジェクトの位置は、[プロジェクト]メニューの[プロパティ]-[プロジェクト情報]で[エキスパートモードを有効にする]を設定後、[画面データ一覧]ウィンドウで確認してください。
3.8.2.1 プロジェクト情報 - ファイル情報
3.8.3.5 画面データ一覧ウィンドウ
フロントレイヤに表示するオブジェクトの数が増えると、表示速度が低下する場合があります。
表示速度改善のためオブジェクトの位置を途中で変更するには、以下を参照してください。
21.8.1 レイヤセパレータ位置の変更手順
アニメーション機能を設定できないオブジェクトは、フロントレイヤに配置しても、表示器上ではフロントレイヤ上のオブジェクトより背面(ベースレイヤ)に表示されます。
アニメーション機能の設定にかかわらずデータ表示器およびメッセージ表示器の[プレートカラー]を透明にすると、これらのオブジェクトはフロントレイヤに表示されます。
アニメーション機能を設定したスイッチは、反転表示にタイムラグがあります。
フロントレイヤでオブジェクトが重なって配置されている場合、もしくはフロントレイヤに配置されたオブジェクトとベースレイヤに配置されたオブジェクトが重なっている場合は、重なっている部分をタッチしても反転表示しません。
フロントレイヤや画面呼び出しに設定したDスクリプトまたはトリガアクションは、ベースレイヤに配置された最後の部品の後に実行されます。
データ表示器[数値表示]/[文字列表示]/[日付/時間表示]、グラフ、ヒストリカルトレンドグラフ、データ一括表示グラフ、スイッチランプ部品のうちのいずれか同士を重ねて設置しベースレイヤのオブジェクトにアニメーションを設定した時、画面切り替え直後は非アニメーションオブジェクトはアニメーションオブジェクトより奥に表示されます。
ウィンドウ表示時は常にフロントレイヤよりも前面に表示されます。
ベースレイヤに配置していても、特殊ウィンドウを利用して表示される機能は、常にフロントレイヤよりも前面に表示されます。
特殊ウィンドウについては以下を参照してください。
12.9 1画面に同時に表示できるウィンドウ枚数について
ヘッダー/フッターを設定している場合のオブジェクトの位置
ヘッダー/フッター上のオブジェクトにアニメーションを設定した場合は、ヘッダー/フッターが設定されたベース画面上のすべてのオブジェクトがフロントレイヤに表示されます。
[画面呼出]を設定している場合のオブジェクトの位置
呼び出される画面上のオブジェクトにアニメーションを設定した場合、[画面呼出]より後に配置したオブジェクトはすべてフロントレイヤに表示されます。表示速度改善のためには、[画面データ一覧]ウィンドウで、アニメーションを設定していないオブジェクトが[画面呼出]より上になるよう移動してください。
図中の部品Bはベースレイヤではなく、フロントレイヤに表示されますので、部品Bが[画面呼出]より上になるよう移動することをお勧めします。
[画面呼出]より先に配置したオブジェクトにアニメーションを設定した場合は、呼び出される画面上のオブジェクトはすべてフロントレイヤに表示されます。表示速度改善のためには、[画面データ一覧]ウィンドウで[画面呼出]がレイヤセパレータより上になるよう移動してください。
図中の部品Dはベースレイヤではなく、フロントレイヤに表示されます。[画面呼出]の位置をレイヤセパレータより上に移動することで、部品Dはベースレイヤに表示されます。
呼び出し先画面と呼び出された画面の両方にアニメーションオブジェクトが存在する場合、有効なレイヤセパレータは1つです。
[画面データ一覧]ウィンドウで[画面呼出]がレイヤセパレータより上にある場合は、呼び出された画面側のレイヤセパレータのみ有効です。[画面呼出]がレイヤセパレータより下にある場合は、呼び出された画面側のレイヤセパレータは無効です。