アラームメッセージの表示を操作するスイッチを設定します。
ここで設定するスイッチと同様のスイッチを、スイッチランプ部品[特殊スイッチ]-[アラーム履歴用スイッチ]でも作成できます。
10.15.4.1 特殊スイッチ - スイッチ機能
可視アニメーションを設定している場合、アラーム部品が不可視に切り替わると、設定したスイッチも不可視になります。スイッチランプ部品[特殊スイッチ]を配置している場合は、アラーム部品が不可視でも動作します。
21.3 オブジェクトの表示/非表示を必要に応じて切り替えたい
サブ表示設定が画面切り替え以外の場合、[サブ表示]スイッチは[開始]スイッチや移動用スイッチと重ねて配置することができます。その場合は[開始]スイッチや移動用スイッチの上に[サブ表示]スイッチを配置してください。また、表示モードが「ログ」の場合は、[確認]スイッチと[サブ表示]スイッチは重ねて配置しないでください。
[確認]スイッチは[上移動]、[下移動]スイッチと重ねて配置できます。その場合は[上移動]、[下移動]スイッチの上に[確認]スイッチを配置してください。
スイッチプレビュー
選択しているスイッチの形状を表示します。
形状選択
シェイプブラウザが開き、部品の形状を選択できます。
スイッチの種類
スイッチの種類を設定します。
開始/終了
操作の開始、終了のスイッチを設定します。
開始/終了
[開始]をタッチするとカーソルが表示され、その他のスイッチを操作できます。
[終了]をタッチするとカーソルが消えます。
確認
確認のスイッチを設定します。
確認
カーソル位置のアラームの確認をします。[確認]をタッチすると、現在発報中のアラームメッセージを確認した時間が表示されます。
すでに復旧したアラームは[確認]をタッチしても変化しません。
すでに確認時間を表示しているアラームメッセージについては、時間は更新されません。
全確認
発報しているすべてのアラームメッセージを確認します。
移動
移動のスイッチを設定します。
上移動/下移動
カーソルが1行ずつ上下に移動します。
ロールアップ/ロールダウン
現在表示中のアラームメッセージを複数行上下にスクロールします。
発生アラーム数 : 9 表示行数 : 3 スクロール数 : 3の場合
クリア
表示器に記憶されているアラーム履歴を消去するスイッチを設定します。
クリア
[クリア]をタッチすると、カーソル位置のアラームメッセージを消去します。
全クリア
[発報]、[確認]、[復旧]の状態にかかわらず、表示されているすべてのアラームメッセージを消去します。
復旧アラームクリア
カーソル位置の復旧したアラームメッセージを消去します。カーソル位置のアラームメッセージが復旧状態でなければ消去されません。
全復旧アラームクリア
すべての復旧状態のアラームメッセージを消去します。
確認アラームクリア
カーソル位置の確認されたアラームメッセージを消去します。カーソル位置のアラームメッセージが確認状態でなければ消去されません。
全確認アラームクリア
すべての確認されたアラームメッセージを消去します。
発生回数個別クリア
カーソル位置のアラームメッセージの発生回数を消去し、「0」を表示します。
発生回数全クリア
カウントしていたすべての発生回数を消去し、「0」を表示します。
累積時間個別クリア
カーソル位置のアラームメッセージの発生累積時間を消去し、「0」を表示します。
累積時間全てクリア
カウントしていたすべての発生累積時間を消去し、「0」を表示します。
並び替え
アラームメッセージを並び替えるスイッチを設定します。
表示モードが[ログ]の場合は動作しません。
画面上の表示が並び替わっても、アラーム履歴データの印刷や外部ストレージ保存はアラームの発生日付順となります。
並び替えスイッチ([発生日時の新しい順]スイッチ以外)で並び替えを行った場合、画面の表示更新に時間がかかる場合があります。
[レベル高&発生日時の新しい順]など2項目同時に並び替えを行った場合は、1項目の並び替え時より画面の表示更新に時間がかかります。
発生日時の新しい順
アラームが発生した順番にスクロール方向に従ってアラームメッセージを表示します。
発生回数の多い順
アラームの発生回数が多いものから順番にスクロール方向に従ってアラームメッセージを表示します。
同じ発生回数のアラームが存在する場合は、その中で累積時間の多いものから順番にスクロール方向へ表示します。同じ発生回数で同じ累積時間の場合、履歴の新しい順にスクロール方向へ表示します。
累積時間の長い順
アラームの発生時間の累積時間が長いものから順番にスクロール方向に従ってアラームメッセージを表示します。
同じ累積時間のアラームが存在する場合は、その中で発生回数の多いものから順番にスクロール方向へ表示します。同じ発生回数で同じ累積時間の場合、履歴の新しい順にスクロール方向へ表示します。
レベル高&発生日時の新しい順
各アラームメッセージに登録されたレベルの高いものから順番にスクロール方向に従ってアラームメッセージを表示します。同レベルのアラームメッセージが存在する場合、アラームの発生日時の新しいものから順番にスクロール方向へ表示します。
レベル高&発生回数多い順
各アラームメッセージに登録されたレベルの高いものから順番にスクロール方向に従ってアラームメッセージを表示します。同レベルのアラームメッセージが存在する場合、アラームの発生回数の多いものから順番にスクロール方向へ表示します。
同じ発生回数のアラームが存在する場合は、その中で累積時間の多いものから順番にスクロール方向に従ってアラームメッセージを表示します。
アラーム登録順
[アラーム設定]に登録されたNo(行番号)の小さい順番にスクロール方向に従って表示します。
逆順表示
並び替え表示を逆の順番で表示します。
スクロール
[アドレス]列専用のスクロールスイッチを設定します。
データ値右スクロール
取得したデータ値を右方向へスクロールして表示します。
データ値左スクロール
取得したデータ値を左方向へスクロールして表示します。
サブ表示
サブ表示のスイッチを設定します。
サブ表示
カーソル位置のアラームメッセージに登録されているサブ画面を表示します。
アラームNo.取得
アラームNo.取得のスイッチを設定します。
アラームNo.取得
カーソル位置のアラームメッセージのNo.([アラーム設定]で登録されている行番号)を取得します。
取得したアラームメッセージのNo.は[カーソル形状]タブの[格納ワードアドレス]に格納されます。
[アラーム種別]で[拡張]を選択した場合は動作しません。
ラダーモニタ起動
ラダーモニタ起動のスイッチを設定します。
ラダーモニタ起動
ラダーモニタ(別売品)がインストールされている場合に、カーソル位置のアラームに該当するデバイスアドレスを使用しているステップを検索して、ラダーモニタ画面を起動します。
絞り込み検索/ソート
[表示設定]タブで[絞り込み検索/ソート]を指定した場合に、表示更新や検索状態の解除を行うスイッチを設定します。
絞り込み検索/ソート機能に対応している機種は以下を参照してください。
1.5 機種別サポート機能一覧
全解除
検索/ソート結果の表示状態を解除し、通常の表示状態に戻します。
更新
検索/ソート結果の表示中は、新たにアラームが発生しても表示は更新されません。このスイッチを押すと、新たに発生したアラームを含めて、前回と同じ条件で検索/ソートされた結果が表示されます。
異常解析
アラームが発報/確認/復旧した時点を基準とした異常解析を行うためのスイッチを設定します。スイッチを押すと日付時刻条件入力用キーボードが表示されます。
20.10.3 検索条件入力用キーボードについて
異常解析機能に対応している機種は以下を参照してください。
1.5 機種別サポート機能一覧
解析(発報時間)
アラームが発報した時刻を基点にして異常解析を行います。
解析(確認時間)
アラームを確認した時刻を基点にして異常解析を行います。
解析(復旧時間)
アラームが復旧した時刻を基点にして異常解析を行います。
スイッチ選択
銘板やスクロール数を設定するスイッチを選択します。
スクロール数
[ロールアップ]、[ロールダウン]スイッチを配置する場合、一度のタッチでスクロールさせる数を1~768で設定します。
[開始]スイッチを配置した場合に、フリーズモードを使用するかどうかを指定します。フリーズモードとは、アラームの表示を現在の状態でストップし、表示の更新を行わないモードです。アラームが頻繁に発報し、表示が見にくい場合などに一時的に表示を止めて見ることができます。
フリーズモードを設定した場合、[開始]を2回タッチするとフリーズモードになり、[終了]をタッチするとフリーズモードが解除されます。
フリーズモードの状態で各操作をした場合の処理と表示は以下のようになります。
動作/スイッチ操作 |
処理 |
表示 |
アラーム : 発報、復旧 スイッチ操作 : [確認]、[クリア] |
O |
X |
スイッチ操作 : [上移動]、[下移動]、[ロールアップ]、[ロールダウン]、[サブ表示] |
O |
X |
スイッチ操作 : [アラームNo.取得キー] |
O |
- |
スイッチ操作 : [並び替え] |
X |
X |
フリーズモード中にクリアを実行した場合、フリーズモード状態でメッセージは表示されていてもフリーズモードが解除されたときにはメッセージはクリアされていますのでご注意ください。
フリーズモード中にクリアされたメッセージは、メッセージが表示されていてもそのメッセージに対してサブ表示は行われません。
フリーズモード中にアラーム部品が不可視に切り替わっても、フリーズモードは続行されます。フリーズモードを解除するには、アラーム部品を可視に切り替えます。
フリーズモード中に[絞り込み検索/ソート]や[異常解析]のスイッチをタッチした場合は、フリーズモードが解除されます。
スイッチ銘板
スイッチの銘板の文字列を設定します。
フォントタイプ
スイッチの銘板のフォントタイプを[標準フォント]、[ストロークフォント]から選択します。
表示言語
スイッチの銘板の言語を[日本語]、[欧米]、[中国語(繁体字)]、[中国語(簡体字)]、[韓国語]、[ロシア語(キリル)]、[タイ語]から選択します。
文字カラー
スイッチの銘板での文字の色を設定します。
銘板
スイッチの銘板の文字列を入力します。
スイッチを選択して[F2]キーを押すと、銘板の文字列を直接編集できます。
スイッチカラー
スイッチのカラーを設定します。
枠カラー/表示カラー
スイッチの色と枠の色を設定します。
スイッチカラーの設定は1つのアラーム部品につき、どのスイッチの種類を選択しても共通です。
ブリンク
点滅表示の有無および点滅の速さを指定します。[枠カラー]、[表示カラー]、[パターンカラー]それぞれにブリンクの設定が可能です。
表示器の機種やシステム設定[本体設定]-[表示設定]の[カラー設定]により、ブリンクを設定できない場合があります。
1.6 対応色数一覧
パターン
スイッチの柄を9種類から選択します。
パターンカラー
[パターン無]以外を指定した場合に、柄の色を指定します。
異常解析設定
異常解析用のいずれかのスイッチを設定した場合に表示されます。クリックすると、アラーム部品の設定ダイアログボックスが閉じ、共通設定[操作ログ設定]や[サンプリング設定]の設定画面が開きます。
各設定画面で以下の設定を行う必要があります。
操作ログ設定
[操作ログ機能を使用する]にチェックを入れます。
サンプリング設定
[異常解析設定]をクリックして、サンプリンググループに異常解析画面番号を設定します。