複数の表示器に対して一度に外部操作を実行させることができます。ただし、各表示器の読み出すタイミングなどによりタイムラグが生じ、それぞれの処理および[完了ビット]がONになる順番は異なります。操作コードのセットは、すべての表示器の[完了ビット]がOFFであることを確認してから行ってください。
また操作コードを0クリアする際は、すべての表示器の[完了ビット]がONになったことを確認してから行ってください。
例)
複数台の表示器(表示器1、表示器2)で外部操作の[コントロールワードアドレス]に同じアドレスを設定し、[完了ビット]は表示器ごとに別々のアドレスを設定しておきます。
接続機器から[コントロールワードアドレス]に操作コードとアラーム種類をセットします。
接続機器からの命令によりGP1号機、GP2号機の処理を行います。
GP1号機、GP2号機のそれぞれの処理完了後に[完了ビット]がONになります。
接続機器からはすべての表示器の[完了ビット]がONになることを確認します。
接続機器から[コントロールワードアドレス]の[操作コード]を「0」(操作しない)にします。
表示器は[コントロールワードアドレス]の[操作コード]が「0」になると、[完了ビット]をOFFにします。
接続機器はすべての表示器の[完了ビット]がOFFになったことを確認します。
操作途中で表示器の電源がOFFされた場合などを考慮して、運転開始時に[コントロールアドレス]と[完了ビットアドレス]が「0」になるようシステムを設計してください。
接続機器からそれぞれの表示器に操作を行っている間に、アラームの発報、復旧などの状態に変化があった場合は各表示器で同じ発報、復旧の状態にならない場合があります。
外部操作でブロック内の全確認を行うと、[ヒストリ]→[ログ]→[アクティブ]の順番で確認処理が行われます。[ヒストリ]、[ログ]で同じメッセージが登録されている場合にリアルタイム印字を行うと、ヒストリとログの確認がそれぞれ印字されるため、印字が二度行われます。