20.8.2 データ保存のコントロールワードアドレス

データの書き出しをコントロールするアドレスです。指定したアドレスから連続2ワード分を使用します。32ビットデバイスを指定した場合、下位16ビットのみ使用されます。

ファイル番号を指定してから、アドレスにコマンドを書き込むことで、外部ストレージに保存されます。

コマンドとステータス

ファイル番号を指定してからコントロールアドレスにコマンドを書き込むと、データを外部ストレージへ書き出します。処理を行った結果(ステータス)がアドレスに反映されます。

モード

ワードデータ

内容

コマンド

0001h

ファイリングデータ

0002h

GP-PRO/PB III for Windows専用ロギングデータ(互換用)*1

0003h

GP-PRO/PB III for Windows専用折れ線グラフデータ(互換用)

0004h

GP-PRO/PB III for Windows専用データサンプリングのデータ(互換用)

0005h

ブロック1のアラーム履歴データ

0006h

ブロック2のアラーム履歴データ

0007h

ブロック3のアラーム履歴データ

0008h

ブロック4のアラーム履歴データ

0009h

ブロック5のアラーム履歴データ

000ah

ブロック6のアラーム履歴データ

000bh

ブロック7のアラーム履歴データ

000ch

ブロック8のアラーム履歴データ

0020h

GP-PRO/PB III for Windows専用ロギング(ループ動作)の自動保存開始(互換用)*2

0021h

GP-PRO/PB III for Windows専用ロギング(ループ動作)の自動保存終了(互換用)

ステータス

0000h

正常終了

0100h

書き込みエラー

0200h

外部ストレージが挿入されていない

CFカードカバーが開いている

SDカードが書き込み禁止になっている

0300h

書き込みデータが存在しない(データが設定されていない)

0400h

ファイル番号エラー(ファイルの番号が指定範囲を超えている)

2000h

GP-PRO/PB III for Windows専用ロギング(ループ動作)の自動保存に対する正常応答(互換用)

コントロールアドレスの値がこの値の間、自動保存のモードが継続されます。値が変更されると自動保存を終了します。

*1 CSVファイルのフォーマットは、共通設定[サンプリング設定]の[表示/CSV保存]タブの設定内容に従って出力されます。ただし、日付フォーマットは「yy/mm/dd」固定です。
保存されるサンプリンググループ番号は「1」固定です。指定したファイル番号がすでに存在していた場合は、上書きで保存されます。

*2 指定したファイル番号がすでに存在していた場合は、そのファイルに追加で書き込まれます。

ファイル名と保存場所

コマンドを書き込む前にコントロールワードアドレスの次のアドレスにファイル番号を0~65535で設定します。

コマンドを書き込むとアラーム履歴データは外部ストレージの[alarm]フォルダに以下のファイル名で保存されます。

[保存先フォルダ分割設定]で[外部ストレージの保存先フォルダをファイル数で分割する]を設定した場合は、ファイル番号に従って[alarm]フォルダ内に自動的に作成されるフォルダに保存されます。

例:[ファイル数]を「100」に設定した場合

   Z100099は「\alarm\00000」に保存

   Z100100は「\alarm\00001」に保存