• 2接続機器の互換性を知ろう!
  • 3ソフトウェアの互換性を知ろう!
  • 4置き換え手順を知ろう!
 
 LS変数、LSS変数がLSデバイスになります

LS変数とLSS変数は、LSのアドレス(メモリリンク方式の場合はMEMLINKのアドレス)としてコンバートされます。
特殊リレーであるLSS変数は、内部デバイスの構成上、GP-PRO/PB3 C-Packageで設定していたアドレスに2032加算されたアドレスになります。

従来LS変数、LSS変数は32ビットの変数でしたが、コンバート後はLS(もしくはMEMLINK)デバイスとなることで16ビットのデバイスに置き換わります。
なお、次の2点については正しくコンバートされません。それぞれの対応方法をご覧いただき、コンバート後に調整してください。


※GP-Pro EXでの内部デバイスの構成





特殊データエリアは、内部デバイスの2032から始まるエリアになっています。
接続機器設定がメモリリンクの場合
GP-PRO/PB3 C-Packageでの設定
LS、LSSはメモリリンク方式の内部デバイス「#MEMLINK」へ変換されます。

LSSの配列要素番号10は+2032され
アドレス「MEMLINK2042」として表示されます。


接続機器設定がメモリリンク以外の場合
GP-PRO/PB3 C-Packageでの設定
LS、LSSはLSデバイスへ変換されます。

LSSの配列要素番号10は+2032され
アドレスLS2042として表示されます。



注意
LS変数のLSデバイス/MEMLINKデバイス(内部デバイス)へのコンバート上限アドレス数は「249」個です。250個以上の配列要素がロジック上で使用されている場合はコンバートエラーとなります。エラーとなったアドレスは変換後、GP-Pro EXで指定し直す必要があります。

LS変数、LSS変数のビット指定の範囲は0〜15まで(LS[***].X[0]〜[15])です。
X[16]〜[31]のビット指定を行っている場合は、プロジェクトコンバータでコンバートすると、命令に割り付けている変数が「?」表示となり、エラーになります。エラーとなったアドレスは変換後、GP-Pro EXで割り当て直す必要があります。

 
対処方法1: MOV 命令へ置き換える
LS配列変数が200ワード以上または、ロジックプログラムエリアに1000Stepの空きがない場合は対処方法2へお進みください。

BMOV命令でブロックコピーしているLS配列変数のうち、コピーしたいアドレスのみをMOV命令で置き換えます。この方法は、コピー点数が少ない場合に有効です。

  GP-PRO/PB3 C-Package で、LS変数の16ワード目から4ワードをDATA変数の0〜3ワードへコピーするBMOV 命令を設定している場合は、
  MOV命令を4つ使用して、LS0016〜LS0019までを1つずつコピーしてください。
 
対処方法2: Dスクリプトを使用する
配列数とDスクリプト内の個数を表す部分(太字で記載)については、お客様が使用している点数に変更してください。

アドレスとLS変数間で読み込み/書き込みを行っている場合

変数名 配列数 使用方法
Temp_Address 276 整数変数 前回値を保持する
LS 276 整数変数 ロジックで使用する
Dスクリプト


アドレスからLS変数へ書き込みのみ行っている場合
変数名 配列数 使用方法
LS 276 整数変数 ロジックで使用する
Dスクリプト
 

LS変数からアドレスへ書き込みのみ行っている場合
 
変数名 配列数 使用方法
LS 276 整数変数 ロジックで使用する
  Dスクリプト
 

 
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