34.2.1 USB転送手順 - パソコンから表示器への転送(送信)

表示器に初めてプロジェクトファイルを転送する場合の手順をご紹介します。

 

  1. USBケーブルでパソコンと表示器を接続します。
    USBケーブルのドライバがインストールされていない場合は、ダイアログボックスが表示されますので指示にしたがってインストールしてください。

  2. 表示器の電源をONします。[初期転送モード]画面が表示されます。(GP4000シリーズ、LT4000シリーズ、SP5000シリーズ、ST6000シリーズ、STM6000シリーズ、STC6000シリーズ、およびIPCシリーズをご使用の場合は、[Welcome]画面が表示されます。)[初期転送モード]画面の[Agree/同意する]または[Welcome]画面の[Agree]を押してください。表示器が再起動されます。

    • [Agree/同意する]または[Agree]が表示されない場合は次の手順に進んでください。

  3. [初期転送モード]画面またはWelcome画面が表示されます。

    • [初期転送モード]画面または[Welcome]画面は、表示器をご購入いただいた直後に電源をONした際の画面です。一度プロジェクト転送を行うと、以降はこの画面は表示されません。

  4. GP-Pro EXの状態ツールバーから画面転送アイコンをクリックして転送ツールを起動します。

    • 編集したプロジェクトファイルを保存していない場合、保存を確認するダイアログボックスが表示されます。[はい]をクリックして保存してください。
      34.14.1 送信のしくみ

  5. [プロジェクト情報]で転送するプロジェクトファイル名などを確認します。
    違うプロジェクトを転送したい場合は[プロジェクト選択]ボタンをクリックしてプロジェクトを選択できます。

  6. [転送設定情報]で[通信先]が[USB]になっていることを確認します。[USB]でない場合は、[転送設定]をクリックすると、次のような[転送設定]ダイアログボックスが表示されるので[通信ポートの設定]で[USB]を選択し[OK]をクリックします。

  7. [プロジェクト送信]をクリックします。表示されたダイアログボックスで接続キーを設定し、[OK]をクリックします。アイコン[]をクリックするとキーが表示されます。

    • [接続キー設定]ダイアログボックスは初回転送時のみ表示されます。初回転送時に接続キーを設定する必要があります。

    • 2回目以降の送信時は[接続キー認証]ダイアログボックスが表示されます。なお、[接続キー設定]ダイアログボックスで[接続キーを転送時に確認する]のチェックを外した場合は表示されません。

    • 初回転送時に表示される[接続キー設定]ダイアログボックス以外で[接続キーを転送時の確認する]の設定を変更したい場合は、オフラインで設定してください。
      M.17.4.3 セキュリティ設定 - 接続キー

  8. 次のようなダイアログボックスが表示されるので[はい]をクリックします。同じプロジェクトファイルを再度送信する場合は表示されません。

  9. 転送が開始されます。
    転送中は次のダイアログボックスが表示され、通信状態が確認できます。
    (表示器は転送中モードに切り替わり、接続機器(PLCなど)との通信が切断された状態になります。)

    • オプション品のUSBデータ転送ケーブル「CA3-USBCB-01」と、「ZC9USCBMB1」または市販のUSBケーブル(Type A mini B)を両方接続していた場合は、[USBケーブルの選択]ダイアログボックスが表示されます。どちらのUSBケーブルを使用するか選択してください。

      [A to A (Host to Host)] : 「CA3-USBCB-01」を使用する場合に選択します。
      [A to Mini B (Host to Slave)] : 「ZC9USCBMB1」または市販のUSBケーブル(Type A mini B)を使用する場合に選択します。

  10. 転送が完了すると、ダイアログボックスの状態表示が[転送中]→[転送完了]に変わります。[閉じる]をクリックしてダイアログボックスを閉じます。
    (表示器はリセットされ、転送したプロジェクトの画面が表示されます。)

  11. ダイアログボックスを閉じると転送ツールに戻ります。[閉じる]をクリックして転送ツールを閉じます。