25.14 サンプリングのしくみ

どのアドレスのデータを、どのタイミングで何回分収集するのかを設定し、その設定で収集されるデータを1つのグループとして扱います。(「サンプリンググループ」と呼びます。)

1プロジェクトにサンプリンググループを最大64個まで設定できます。サンプリングする回数やアドレス数により、設定できるグループ数は異なります。

サンプリンググループが1つだけの場合、1回に収集できるデータ数(対象アドレス数)は、16ビット長で最大512個まで(32ビット長の場合は256個まで)です。

収集したデータはグループ単位で表示器画面上に表示したり、外部ストレージに保存できます。

サンプリングデータの流れ

A:サンプリング

サンプリングしたデータは、表示器内部メモリ(バックアップメモリ(SRAM)またはワークメモリ)に保存されます。

[動作設定]タブの[サンプリングデータを保持する(SRAM使用)]にチェックを入れると、バックアップメモリ(SRAM)に保存されます。チェックを入れない場合はワークメモリに320Kバイトまで保存されます。

2.3 表示器の内部データのしくみ

B:バックアップ

バックアップメモリ(SRAM)に保存されたサンプリングデータは、バイナリ形式のファイルとして外部ストレージにバックアップできます。指定した回数分のデータがバックアップメモリ(SRAM)に保存されると、自動的にファイル名を付けてファイル出力されます。
外部ストレージにバックアップすると、ヒストリカルトレンドグラフでさらに多くの過去データを表示できます。

19.8 折れ線グラフで過去のデータを表示したい

C:CSV保存

サンプリングデータをCSV形式のファイルとして外部ストレージに保存します。

D:印字

サンプリングデータを印字します。

E:データ書込み

サンプリングデータを内部デバイスに書き込みます。これにより個々のデータを編集できます。

サンプリング設定の流れ