外部ストレージに保存されたCSVファイルは、パソコン上で汎用表計算ソフト(Excelなど)のアプリケーションを使って編集できます。
外部ストレージに保存されたサンプリングデータ(*.csv)は、[表示/CSV保存]タブの設定内容と同一ではありません。一部固定のフォーマットとなります。
設定にかかわらず、集計行はCSV出力されません。項目名行とデータ表示行(指定回数分)が出力されます。
日付列、時刻列は固定の位置に必ず1列ずつ表示されます。日付は[CSV日付フォーマット]で選択した表示形式で出力されます。時刻の表示形式は「hh:mm:ss」固定です。ただし動作設定で[サンプリング周期]の単位を[100ms]に設定した場合は、「hh:mm:ss.000」固定になります。
日付、時刻列の項目名は、言語設定が[日本語]の場合は日本語、[日本語]以外の場合は英語で出力されます。カスタム設定で項目名行を設定していない場合でも、1行目に必ず表示されます。その際はデータ列の項目名は空白になります。
カスタム設定で文字列行や文字列列を設定していても、CSV出力はされません。
動作設定で[時刻データを付加する]を指定していない場合、日付列、時刻列の内容は空白で、項目名のみ表示されます。
カスタム設定で項目名列を設定していない場合は、左端が日付列、2列目が時刻列、3列目以降がデータ列になります。データ列の順番は、カスタム設定で設定した順番のままです。
カスタム設定で複数行設定した[項目名(横)]は、CSV出力すると1行で出力されます。
複数のブロックを設定している場合、ブロックとブロックの間には空白行が入ります。
共通設定[サンプリング設定]の[アドレス設定]タブで[データ形式の混在]を設定した場合、ビットデータは「ON」または「OFF」のASCIIコードで保存されます。また文字列データはASCIIコードで保存されます。
共通設定[サンプリング設定]の[アドレス設定]タブで[データ形式の混在]を設定した場合、数値列以外の集計部は空白になります。
CSVファイル内の文字コードはNativeコードのみです。日本語であればシフトJISコードです。欧米の場合はCodePage1252で表示されます。CodePage1252に存在しない文字は半角スペースに置き換えられます。
Nativeコードについては以下を参照してください。
6.2.4 対応する文字コード - ストロークフォント / 標準フォント
読み出しエラーの際には、「****」(表示桁数分のアスタリスク)または「----」(表示桁数分のハイフン)で表示されます。どちらで表示されるかは表示器の機種により異なります。
[表示カラー]、[背景カラー]、[文字カラー]、[数値カラー]、[ブリンク]の設定にかかわらず、色はCSV出力されません。
サンプリングデータのCSVファイルをExcelで開いた場合
簡単設定の場合のExcel表示例
次の簡単設定でCFカードに保存(CSV保存)し、そのCSVファイルをExcelで開いた場合の例を以下にご紹介します。
動作設定
動作 : 時刻指定 [指定回数終了時に古いデータから上書きする]を指定しない
開始時刻 : 09時00分
サンプリング周期 : 3時間
回数 : 4回
ブロック数 : 2
表示/CSV保存設定
Excel表示
カスタム設定でCFカードに保存(CSV保存)し、そのCSVファイルをExcelで開いた場合の例を以下にご紹介します。
動作設定で[指定回数終了時に古いデータから上書きする]を指定している場合
表示/CSV保存設定
Excel表示
動作設定で[指定回数終了時に古いデータから上書きする]を指定していない場合
表示/CSV保存設定
Excel表示