25.14.1 サンプリングデータの容量

バックアップメモリ(SRAM)に格納する場合、サンプリングデータの使用量は、サンプリンググループ数や[データ形式の混在]の設定有無、データ形式、データ数(アドレス数)と動作設定の内容により異なります。

サンプリング設定が行われていない場合は、使用サイズは0バイトです。

計算式 - [データ形式の混在]を設定しない場合

(4 + 4 x グループ数) + 各サンプリンググループの使用量の合計

20 + ブロック数 x 回数*1 x {2*2 x データ数*3 + 12*4 + (データ数 + 31) / 32 x 4*5}

*1 [動作設定]タブで[指定した回数終了時に古いデータから上書きする] にチェックが入っている場合、回数が+1した値となります。

*2 [アドレス設定]タブの[ビット長]が[16ビット]の場合は2バイト、[32ビット]の場合は4バイトになります。

*3 データ数(アドレス数)が奇数の場合は、データ数に+1した値となります。

*4 [動作設定]タブで[時刻データを付加する]にチェックが入っている場合、時刻データとして12バイト付加されます。

*5 [動作設定]タブで[データの有効/無効フラグを付加する] にチェックが入っている場合、その分のサイズ(計算式中の下線部分)が付加されます。小数点以下は切り捨てられます。

計算例 - [データ形式の混在]を設定しない場合

設定項目

設定内容

グループ数

1

データ形式

16ビット長

サンプリングワード数

7

回数

100

ブロック数

1

指定回数終了時に古いデータから上書きする

チェック有り

時刻データを付加する

チェック有り

データ有効/無効フラグを付加する

チェック有り

(4+4xグループ数)+20+ブロック数x(回数+1)x{2x(データ数+1)+12+(データ数+31)/32x4}

(4+4x1)+20+1x(100+1)x{2x(7+1)+12+(7+31)/32x4} = 3260バイト

計算式 - [データ形式の混在]を設定した場合

4 + 4 x グループ数 + 各サンプリンググループの使用量の合計

20 + ブロック数 x 回数*1 x {2 x データ数*2 + 12*3 + (データ数 + 31) / 32 x 4*4}

*1 [動作設定]タブで[指定した回数終了時に古いデータから上書きする] にチェックが入っている場合、回数が+1した値となります。

*2 データ数は使用されている行数(ワード数)です。2バイト x 行数がデータ部(計算式中の下線部)の合計サイズになります。
データ部の合計サイズが4バイトで割り切れない場合は、4で割り切れる値に補正されます。

*3 [動作設定]タブで[時刻データを付加する]にチェックが入っている場合、時刻データとして12バイト付加されます。

*4 [動作設定]タブで[データの有効/無効フラグを付加する] にチェックが入っている場合、その分のサイズ(計算式中の下線部分)が付加されます。小数点以下は切り捨てられます。

2バイトx行数がデータ部の合計サイズになります。データ形式と使用される行数の関係は以下のとおりです。

データ形式

使用する行数

ビット、ワード8ビット、ワード16ビット

1行

ワード32ビット、TIME、DATE、TIME_OF_DAY

2行

文字列

2文字分で1行

DATE_AND_TIME

4行

計算例 - [データ形式の混在]を設定した場合

設定項目

設定内容

グループ数

1

総数(データ数)

7

 

ビット

連続数:1

1行

ワード16ビット

連続数:1

1行

ワード32ビット

連続数:1

2行

文字列(16ビットデバイス指定)

文字数:5

3行

回数

100

ブロック数

1

指定回数終了時に古いデータから上書きする

チェック有り

時刻データを付加する

チェック有り

データ有効/無効フラグを付加する

チェック有り

(4+4xグループ数)+20+ブロック数x(回数+1)x{(2xデータ数+補正値)+12+(データ数+31)/32x4}

(4+4x1)+20+1x(100+1)x{(2x7+2)+12+(7+31)/32x4} = 3260バイト

保存できるサンプリングデータ数の目安

保存領域のサイズは、表示器の機種により異なります。バックアップメモリ(SRAM)が320Kバイトの機種で、バックアップメモリ(SRAM)とワークメモリを両方使用した場合、サンプリンググループ全体では最大163,244個のデータが保存できます。

ただし他の機能でもバックアップメモリ(SRAM)を使用している場合は、サンプリングデータに使用可能なサイズが減少します。

バックアップメモリ(SRAM)の容量が320Kバイトの機種を使用した場合の目安(サンプリング機能のみで使用)

条件

バックアップメモリ(SRAM)

ワークメモリ

ワードデータのみの場合

最大81,332個

最大81,912個

ワードデータ + 時刻データの場合

最大20,332個

最大20,476個

ワードデータ + データ有効/無効フラグの場合

最大40,664個

最大40,954個

ワードデータ + 時刻データ + データ有効/無効フラグの場合

最大16,264個

最大16,380個