外部ストレージを使用する際は、必ず次の制限事項もあわせてご確認ください。
5.6.3 外部ストレージを使用する際の制限事項
1個のファイル(ZR*****.csv)に設定できるデータ数は、最大10000個まで(データが32ビット長の場合は5000個まで)です。
転送するデータ数が多いほど転送処理に時間がかかります。転送開始から転送処理が終わるまでに数十秒~数分かかる場合があります。
転送処理を行っている間は、部品などの表示が更新されない、あるいは極端に遅くなる場合があります。また画面切り替えなどのほかの処理動作も遅くなります。
転送処理中に画面切り替えが発生した場合、部品などの画面情報の読み出し処理が行われるため、転送にかかる時間が長くなります。
1つの転送が完了してから次の転送を行ってください。完了前に次の転送が行われた場合(自動転送と手動転送を同時に行った場合など)、書き込みを行っている間は次の書き込みなどの操作が受け付けられない場合があります。
データの転送中にオフラインモードへの移行やプロジェクトの転送を行った場合は、途中までのデータしか転送されない場合があります。
外部ストレージの[file]フォルダに多くのファイルがある場合、接続機器から外部ストレージへ転送を行うと、書き込む時間が数秒~数十秒かかる場合があります。
外部ストレージエラーが発生した場合、書き込み途中のファイルが外部ストレージに残る場合があります。
外部ストレージに既存のデータを上書きして保存する場合、外部ストレージには上書きしようとしているデータの約2倍の空き容量が必要です。データが空き容量を超える場合、転送を行うとライトエラーが発生します。
空き容量が少ない場合は、すぐに必要でないデータを外部ストレージ間で移動して、空き容量を確保できます。
42.8 CFカード(またはSDカード)とUSBストレージ間でデータをコピー/移動したい
外部ストレージへ保存する際、所定のフォルダ(\fileなど)が存在しない場合は、自動的にフォルダを作成して保存します。ただし、外部ストレージが初期化されていないなど、フォルダを作成できない場合は外部ストレージエラーとなります。
外部ストレージ内の既存のCSVデータを上書き保存する場合、CSVデータの3列目以降にデータが書き込まれていると、保存のときにすべて削除されます。
Float設定時、整数部は17桁、小数点以下は16桁まで読み込めますが、7桁目以降の数字は端数処理による誤差が生じる場合があります。
外部ストレージから接続機器へ転送する場合、セル内のタブや半角スペースは飛ばして読み込まれます。また、コメントに小数点やカンマが含まれる場合は、正常にデータの文字を読み込むことができない場合があります。カンマが1行に2つ以上ある場合は2つ目のカンマ以降のデータは読み込まれません。
先に[レシピ設定]-[CSVデータ転送(条件設定)]で条件設定を行ってから、特殊データ表示器[データ転送]を画面に配置してください。
特殊データ表示器[データ転送]は、1画面に1個のみ配置できます。
特殊データ表示器[データ転送]は、1つのプロジェクトに最大32個まで配置できます。
転送するファイルをタッチで選択する際は、特殊データ表示器[データ転送]に表示されているエリア内でのみ複数のデータを選択できます。(最大表示行数は50行です)[データ転送]専用のスクロールスイッチで表示ページを切り替えた場合、選択は解除されます。
複数ファイルを転送途中にエラーが発生した場合は、そのファイルで転送を中断します。それ以降のファイルは転送されません。
接続機器から外部ストレージに転送する場合、接続機器のデータが特殊データ表示器[データ転送]で指定したファイルに上書きで保存されます。その際、条件名(GROUP NAME)は共通設定の条件設定で指定した条件名で上書きされます。
条件設定で指定したデータ数と、ファイル内のデータ数が一致しない場合、少ないほうのデータ数で転送されます。
条件設定のファイル番号の設定([先頭番号]から[終了番号]まで)は、複数の条件に重複しないよう設定してください。ファイル番号が複数の条件に重複して設定されている場合は、小さいほうの番号の条件に従って転送されます。
自動転送(条件動作)の制限事項
一度に転送できるファイル数は最大64ファイルまでです。
複数ファイルを転送途中にエラーが発生した場合は、そのファイルで転送を中断します。それ以降のファイルは転送されません。転送はファイル番号格納アドレスの上から順に行われます。
条件設定で指定したデータ数と、ファイル内のデータ数が一致しない場合、少ないほうのデータ数で転送されます。
条件設定のファイル番号の設定([先頭番号]から[終了番号]まで)は、複数の条件に重複しないよう設定してください。ファイル番号が複数の条件に重複して設定されている場合は、小さいほうの番号の条件に従って転送されます。
ファイル数のアドレスが「0」の状態で[コントロールワードアドレス]をONしてもデータは転送されません。またステータスも更新されません。
条件名検索機能を使用する場合、文字列データモードは1,2,4,5のみ対応しています。
自動転送(アドレス動作)の制限事項
一度に転送できるファイル数(CSVデータ)は、1個のみです。
メモリリンク接続で外部ストレージから接続機器へCSVデータを転送する場合は、[アドレスモード]は「0」を指定してください。
データ数の設定範囲(データ長が16ビットの場合は10000個、32ビットの場合は5000個)を超えた値が設定された場合は、転送されません。
デバイスコード、アドレスコードは正しく設定してください。指定したアドレスが範囲外だったり存在しないデバイスだった場合は、通信エラーとなり転送は行われません。