外部ストレージを使用する際は、必ず次の制限事項もあわせてご確認ください。
5.6.3 外部ストレージを使用する際の制限事項
特殊データ表示器[CSV表示器]は1画面に1個のみ配置できます。
特殊データ表示器[CSV表示器]をウィンドウ画面に配置した場合、データの編集ができません。(編集用画面が起動しません)
特殊データ表示器[CSV表示]は、[データ編集]を設定したサンプリングデータ表示器や[入力許可]を設定したデータ表示器と同じ画面上に配置しないでください。
表示中のCSVデータは、接続機器から外部ストレージへの転送などにより更新することはできません。[ステータスアドレス]にライトエラーが書き込まれます。
CSVデータの表示中にCFカードカバーを開けたり外部ストレージを取り外した場合、表示が自動的にクリアされます。
CSVデータの表示中に画面を切り替えると表示はクリアされます。
特殊データ表示器[CSV表示器]に表示できるCSVデータの形式は、「""」(二重引用符)で囲まれたデータを「,」(カンマ)で区切っているフォーマットと、データを「,」(カンマ)で区切っただけのフォーマットの2種類です。
例)サンプリングデータのCSVフォーマット
特殊データ表示器[CSV表示]は複数行表示には対応していません。改行が含まれているデータは正しく表示できません。
特殊データ表示器[ファイルマネージャ]は1ベース画面上に1個のみ配置できます。ウィンドウ画面には配置できません。
特殊データ表示器[ファイルマネージャ]はサイズ変更(拡大/縮小)できません。
GP3000シリーズ、LT3000シリーズ、ST3000シリーズをご使用の場合、特殊データ表示器[ファイルマネージャ]のX座標位置と幅は、ドット数が4の倍数になるよう設定してください。4の倍数でない場合は4ドット単位に自動修正されます。
特殊データ表示器[ファイルマネージャ]は特殊ウィンドウまたはローカルウィンドウを使用して表示されます。すでに表示最大数分のウィンドウが表示されている場合は表示できません。ほかのウィンドウを閉じてから[ファイルマネージャ]表示器を表示させてください。
12.9 1画面に同時に表示できるウィンドウ枚数について
文字列テーブルを切り替えた場合、特殊データ表示器[ファイルマネージャ]は自動的に閉じられます。
特殊データ表示器[ファイルマネージャ]を表示するためのスイッチが画面上に複数ある場合、すでに表示している状態で別の表示用スイッチをタッチすると、[ファイルマネージャ]は閉じられます。
特殊データ表示器[CSV表示器]に表示中のファイルは、特殊データ表示器[ファイルマネージャ]で削除できません。
フルパス(フォルダ名とファイル名)が99文字を超える場合、ファイルやフォルダが特殊データ表示器[ファイルマネージャ]に正常に表示されないことがあります。
ファイル名やフォルダ名にASCIIコードの0x80以降の文字を使用していた場合、ファイルやフォルダが特殊データ表示器[ファイルマネージャ]に正常に表示されません。
特殊データ表示器[ファイルマネージャ]の表示は、システム設定[本体設定]で設定されている[システムの言語設定]に依存します。言語設定によっては、ファイル名やフォルダ名が正しく表示されない場合があります。正常に表示されていないフォルダへの移動やファイルの操作はエラーになります。
IPCシリーズまたはSP5000シリーズオープンボックスをご使用の場合、ファイルマネージャで表示中のフォルダやファイルの内容が更新されると、ファイルマネージャのリスト表示は自動的にルートフォルダか指定しているデフォルトパスの内容に戻ります。
編集の制限事項
特殊データ表示器[CSV表示器]の編集用画面は、特殊ウィンドウまたはローカルウィンドウを使用して表示されます。すでに表示最大数分のウィンドウが表示されている場合は、編集用画面が表示されません。ほかのウィンドウを閉じてから編集を行ってください。
12.9 1画面に同時に表示できるウィンドウ枚数について
[カーソル時刻]を設定したヒストリカルトレンドグラフと、[データ編集]を設定した特殊データ表示器[CSV表示]は、同じ画面上に配置しないでください。同じ画面上に配置した場合、最初に設定した部品のみ動作します。
特殊データ表示器[CSV表示器]で編集できる文字桁数は最大56桁までです。機種や設置方法により編集できる桁数は異なります。
編集中のCSVデータは、接続機器から外部ストレージへの転送などにより更新することはできません。[ステータスアドレス]にライトエラーが書き込まれます。
文字列テーブルを切り替えた場合、編集用画面は自動的に閉じられます。
編集中に[インターロックアドレス]の状態が[タッチ有効条件]と一致しても編集はできます。編集用画面を閉じて再度編集しようとした際にインターロック機能が有効となり編集できなくなります。
特殊データ表示器[CSV表示器]に表示されている数値データは文字列として表示されます。このため編集入力時は表示桁数やビット長、データ形式に関係なく編集されます。
特殊データ表示器[CSV表示器]は複数行表示には対応していません。改行が含まれている場合、編集を行うと不正なデータになるおそれがあります。
編集データをCSVファイルに出力中は、ほかのセルのデータ編集や印刷はできません。またオフラインモードには移行できません。
カラム表示設定の有無にかかわらず、カラム部分は編集できません。
データを編集する際、編集後[ENT]キーを押した時点で外部ストレージにテンポラリファイルが作成されます。このため外部ストレージには編集するファイルと同じサイズ以上の空き容量が必要です。空き容量が足りない場合は編集できません。
データ編集時の内部処理として次の手順でファイル更新が行われています。
例)ZR00001.csvのファイルのデータを編集した場合
編集後[ENT]キーを押した時点でテンポラリファイル(編集結果を反映したファイル)を「_CSV$$_0.tmp」で作成
編集元ファイルのファイル名「ZR00001.csv」を「_CSV$$_1.tmp」に変更
「_CSV$$_0.tmp」を「ZR00001.csv」に変更
「_CSV$$_1.tmp」を削除
編集中に表示器の電源がOFFした場合やCSVファイルへの出力が失敗した場合は、テンポラリファイルが外部ストレージ内に残る場合があります。
特殊データ表示器[CSV表示器]を90°または180°に回転させて配置した場合、編集用画面の文字が正しい向きに表示されません。[CSV表示器]を回転させて配置したい場合は0°か270°に設定してください。
印刷の制限事項
横線は印字されません。
1行あたりの印字文字数は最大160文字です。印字文字数を超える部分は出力されません。
1行に印字できる最大文字数は使用するプリンタや用紙サイズにより異なります。1行分の文字数が用紙横幅に収まらない場合、フォントや使用するプリンタによって出力結果が異なります。
標準フォントを使用
用紙横幅を超えた部分は印字されないプリンタ機器、自動的に改行して1行分の文字をすべて印字する機器、また、用紙横幅に収まらない場合は正常に印字できない機器があります。
ストロークフォントを使用
用紙横幅を超えた部分は印字されません。
カラム表示設定の有無にかかわらず、カラム部分は印刷されません。
表示部分のみ印刷する場合、CSV表示器で右端列のデータがはみ出るためにカットされて表示されているときは、印刷時も同様にその部分はカットされます。
印刷中はデータ編集やほかの印刷はできません。また印刷中はオフラインモードには移行できません。