設定方法
複数の接続機器と通信する場合の手順は、以下を参照してください。
7.2 複数の接続機器をつなぎたい
接続機器のアドレス
接続機器(PLCなど)のデータを参照できます。使用可能なアドレス範囲やデバイスコードについては「GP-Pro EX 機器接続マニュアル」を参照してください。
表示器と通信する接続機器名(例:「PLC1」)を選んで、アドレス(例:「D00000」)を入力します。
(例:「ワードスイッチ」でのアドレス入力画面)
同じシリーズの接続機器(PLCなど)を複数接続する場合は、参照先の接続機器を直接指定する以外に、仮想の接続機器を設定することで間接的に接続機器を指定する方法もあります。詳細は以下を参照してください。
7.5 運転中に接続機器を切り替えたい(間接機器指定)
部品やスクリプト機能などでアドレス設定する場合、表示器内部デバイスを使用すると次の2種類のデバイスコードを選択できますが、領域によって対応する通信方式が異なりますので使い分けてください。
(例:「ワードスイッチ」でのアドレス入力画面)
[LS]エリア
ダイレクトアクセス方式で接続機器(PLCなど)側に割り付けられるユーザーエリアです。メモリリンク方式での通信では使用できません。
[USR]エリア
30,000ワード、すべての領域を自由に使用できるユーザーエリアです。ダイレクトアクセス、メモリリンク方式両方で使用できます。
システム設定[接続機器設定]の[文字列データモード]の設定にかかわらず、文字列データの格納順序はLH順で固定です。
[#MEMLINK]エリア
メモリリンク方式での通信専用のユーザーエリアになります。ダイレクトアクセス方式での通信では使用できません。
内部デバイスに格納されたデータは、表示器の電源をOFFした時や、転送などで表示器がオフラインモードに移行したタイミングに消去されます。ただし、ユーザーエリア内のデータはバックアップメモリ(SRAM)にコピーできます。
5.4.4.3 本体設定[動作設定] - 内部デバイスバックアップ
ダイレクトアクセス方式のLSエリアとメモリリンク方式専用エリア(システムエリア)は一部を除いて互いにリンクしています。詳細については、以下を参照してください。
A.1.3.3 ダイレクトアクセス / メモリリンク併用時の制限事項