2.4.1 負荷をかけずに接続機器(PLCなど)と通信したい(ダイレクトアクセス方式)

表示器側から接続機器(PLCなど)に問い合わせ(要求)を行います。接続機器は表示器からの要求に対して応答します。
接続機器にかかるプログラム負荷を少なくしたこの通信方式を「ダイレクトアクセス方式」と称します。

設定方法

[接続機器設定]でお使いの接続機器を選択します。

使用可能なアドレス

通信時に表示器が接続機器(PLCなど)から表示に必要なデータを得られるように、部品やスクリプト機能などの設定では、データを参照できるアドレスを指定します。参照先として設定できるアドレスには次の2種類があります。

接続機器(PLCなど)のデータを参照できます。使用可能なアドレス範囲やデバイスコードについては「GP-Pro EX 機器接続マニュアル」を参照してください。

表示器と通信する接続機器名(例:「PLC1」)を選んで、アドレス(例:「D00000」)を入力します。
(例:「ワードスイッチ」でのアドレス入力画面)

例えば、表示器内部で演算した値を一時的に格納したり、表示器内部で一時的に処理(制御)する場合のデータ格納先として適しています。そのデータを参照する場合、[接続機器]で[#INTERNAL](表示器内部デバイスを示します)を選択し、アドレス(例「USR0000」)を入力します。

(例:「ワードスイッチ」でのアドレス入力画面)

表示器の内部デバイス[#INTERNAL]は、下図のように[LS]エリアと[USR]エリアの2つの領域で構成されています。

自由に使用できるユーザーエリアのほか、表示器の運転のために使用する領域もあります。
A.1.1 LSエリア(ダイレクトアクセス方式専用エリア)

システム設定[接続機器設定]の[文字列データモード]の設定により、データの格納順序は変わります。
7.9.1 システム設定[接続機器設定]の設定ガイド

LS9130にデータ格納モードを設定してデータの格納順序を変更することもできます。
22. 機能をプログラミングしたい(スクリプト) 機能をプログラミングしたい(スクリプト)

30,000ワード、すべての領域を自由に使用できるユーザーエリアです。
システム設定[接続機器設定]の[文字列データモード]の設定にかかわらず、文字列データの格納順序はLH順で固定です。

表示器内部デバイス(LS/USR)のデバイスコードとアドレス範囲

デバイス

デバイスコード

アドレス範囲

LS

0x0000

0~9999

USR

0x0001

0~29999