設定内容の詳細は以下を参照してください。
7.9.1 システム設定[接続機器設定]の設定ガイド
システム構成例
動作例
データ表示器で間接機器「Indirect1」のアドレス(D100)を指定しておく。
セレクタリスト部品で接続先の機器を切り替える。
設定手順
まずシステム全体で使用する接続機器を設定します。次のシステム構成例を参考に設定してください。設定手順は以下を参照してください。
7.2.1 設定手順 – 複数の接続機器をつなぎたい
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機器名 |
ポート |
ドライバ |
個別機器設定 |
接続機器1 |
PLC1 |
COM1 |
三菱電機(株) Q/QnA シリアルコミュニケーション |
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接続機器2 |
PLC2 PLC3 PLC4 PLC5 |
COM2 |
オムロン(株)調節器 CompoWay/F |
シリーズ=E5A/E/C/GN,ユニットNo.=1 |
シリーズ=E5A/E/C/GN,ユニットNo.=2 |
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シリーズ=E5A/E/C/GN,ユニットNo.=3 |
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シリーズ=E5ZN,ユニットNo.=4 |
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接続機器3 |
PLC6 PLC7 PLC8 |
イーサネット(TCP) |
Cognex Corporation In-Sight ビジョンシステム |
IPアドレス=192.168.000.001,Telnetポート=23,データチャネルポート=50000,ユーザ名=admin,パスワード=*****,イメージオフセットX=0,イメージオフセットY=0,ズーム=1:1,解像度=None |
IPアドレス=192.168.000.002,Telnetポート=23,データチャネルポート=50000,ユーザ名=admin,パスワード=*****,イメージオフセットX=0,イメージオフセットY=0,ズーム=1:1,解像度=None |
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IPアドレス=192.168.000.003,Telnetポート=23,データチャネルポート=50000,ユーザ名=admin,パスワード=*****,イメージオフセットX=0,イメージオフセットY=0,ズーム=1:1,解像度=None |
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接続機器4 |
PLC9 |
イーサネット(UDP) |
三菱電機(株) Q/QnA シリーズイーサネット |
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間接機器を設定します。システム設定[接続機器設定]の[接続機器2]タブを開きます。
[機器別設定]の[PLC2]列の右横にある[間接機器追加]ボタンをクリックします。
間接機器の行が追加され、[PLC2]、[PLC3]、[PLC4]の行に[機器ID]列が表示されます。
[間接機器名]、[機器ID]は任意で変更できます。[機器ID]は同じドライバ内で重複しないよう設定してください。
[機器指定アドレス]に「LS0100」を設定します。
[初期ID]に、[機器指定アドレス]が「0」の場合(例えば表示器の電源をONにした直後など)に通信したい機器の[機器ID]を設定します。(例:1)
[接続機器3]タブを開きます。[機器別設定]の[PLC6]列の右横にある[間接機器追加]ボタンをクリックします。
間接機器の行が追加され、[PLC6]、[PLC7]、[PLC8]の行に[機器ID]列が表示されます。
[機器指定アドレス]に「LS0101」を設定します。
[初期ID]を設定します。(例:1)
間接機器として[Indirect1]、[Indirect2]が設定できました。[間接機器構成一覧]をクリックして構成を確認してください。
次に部品に間接機器を設定します。(例ではIndirect1の設定方法を説明します。)
ベース画面10を開き、データ表示器を配置します。
データ表示器をダブルクリックして設定ダイアログボックスを開きます。
[モニタワードアドレス]でをクリックし、[アドレス入力]ダイアログボックスを開きます。[接続機器]で間接機器[Indirect1]を選択し、アドレスに「C00000」を指定して[Ent]をクリックします。
データ形式や入力範囲など必要な設定を行い、[OK]をクリックします。
次に、接続機器を切り替えるための設定を行います。
ベース画面10にセレクタリストを配置します。
セレクタリスト部品をダブルクリックして設定ダイアログボックスを開きます。
[表示件数]に「3」を設定します。
[ワード操作]を選択し、[ワードアドレス]に「LS0100」を設定します。
[ワード動作]で[データ書込み]を選択し、[定数]は「1」を設定します。[項目名設定]に「1号機」と入力します。
[セレクタファンクションリスト]の[追加]をクリックし、[ワード操作]を選択します。
[定数]は「2」を設定し、[項目名設定]に「2号機」と入力します。
[セレクタファンクションリスト]の[追加]をクリックし、[ワード操作]を選択します。
[定数]は「3」を設定し、[項目名設定]に「3号機」と入力します。
フォント設定やスイッチ設定など必要な設定を行い、[OK]をクリックします。
指定した[機器指定アドレス]は表示スキャンの最後に監視され、値が変更されていれば次の表示スキャン開始時から変更された機器IDの接続機器と通信します。
接続機器を切り替えたときは、画面切り替え機能と同様の動作になります。ただしグローバルDスクリプトの処理は、通常の画面切り替え時と異なり、接続機器の切り替えが行われると、グローバルDスクリプトの先頭(最初に登録したスクリプトID)から開始されます。
画面切り替えと同時に接続機器を切り替えたいときは、次のような方法があります。
Dスクリプトで[機器指定アドレス]に機器IDを格納する設定と、システム変数#H_ChangeScreenNoに切り替え先の画面番号を格納する設定を行う。
マルチファンクションスイッチで[機器指定アドレス]に機器IDを書き込むワードスイッチと画面切替スイッチを設定する。