7.6.2 通信量の計算方法

接続するすべての表示器(マスター表示器、スレーブ表示器、GP-Viewer EX)の、常時通信量の合計が8090以下になるようプロジェクトを作成してください。上限値を超えた場合は、接続を試みたスレーブ表示器はアクセスを拒否されます。また、マスター表示器のみで上限値を超えた場合は、スレーブ表示は接続できません。

作画中に通信量の合計を確認するには、以下の方法で行ってください。

  1. それぞれの表示器の常時通信量(局常時通信量)を計算します。
    局常時通信量 = 画面常時通信量 + 共通部分常時通信量
    共通部分常時通信量は、共通設定の[アラーム設定(基本)]、[サンプリング設定(一定周期、ビットON中一定周期、ビット変化)]、[サウンド設定]、[拡張スクリプト]や[グローバルDスクリプト]の命令の一部、およびトリガ(例えば[操作ログ]など)に設定したアドレス数の合計です。共通部分常時通信量が8090を超えていないかエラーチェックを行って表示される警告(エラー番号:1516)で確認してください。

    • 実際の画面常時通信量が475以下であっても、局常時通信量を算出する際は475として計算します。局常時通信量が475を超えるとパフォーマンスが悪くなるおそれがあります。

    • GP-Viewer EXの局常時通信量を計算する際は、共通部分常時通信量は含みません。

  2. すべての表示器の局常時通信量を合計します。
    局常時通信量の合計値が8090(最大常時通信量)を超えている場合は、画面常時通信量または共通設定のアドレス数を減らしてください。

    • マスター表示器のシステム変数「#H_EtherLink_ConstCommuniMemInfo」で局常時通信量の合計値を確認できます。