接続機器(PLCなど)から表示器が表示している画面番号を参照したり、画面を切り替えるなど、表示器のデータを自動的に参照、制御するには、表示器内部のシステムデータエリアを接続機器(PLCなど)に割り付けてデータを共有します。
*1 先頭アドレスは次に記載の手順どおり設定してください。
*2 n=0~20 表示器内部で設定したシステムデータエリアの選択項目数によります。
*3 読み込みエリアサイズです。
*4 *=読み込みエリア先頭アドレス(20)+読み込みエリアサイズ(m)
1台の表示器に対して複数の接続機器を接続している場合、システムデータエリアの割り付けができる接続機器は1台のみです。
システムデータエリアと読み込みエリア、または読み込みエリアとユーザーエリアの間にまたがって部品などのアドレスを設定しないてください。
システムデータエリア内のアドレスを部品などのアドレスに設定する場合、データ長は16ビットで指定してください。
システムデータエリアに設定できるアドレスは接続機器(PLCなど)により異なります。詳しくはGP-Pro EX機器接続マニュアルをご参照ください。
[プロジェクト]メニューの[システム設定]-[本体設定]をクリックし、[システムエリア設定]タブを開きます。
表示器と通信する接続機器(PLCなど)にアドレスを割り付けます。[システムエリア機器]で割り付け先の接続機器を選び(例「PLC1」)、先頭アドレスを[システムエリア先頭アドレス]に指定します。(例[PLC1]D00000)
「読み込みエリア」では全画面共通で使用するデータや折れ線グラフの一括表示データを格納します。ご使用量にあわせて、最大256ワードまで[読み込みエリアサイズ]を指定できます。右記のアドレス(例「[PLC1]D00000」)から指定のワード数分が読み込みエリアとしてLSエリアを占有します。
[システムデータエリアを使用する]にチェックを入れ、使用する項目にチェックを入れます。
A.1.1.2 システムデータエリア(ダイレクトアクセス方式)
グローバルウィンドウをご使用の場合、[ウィンドウコントロール]、[ウィンドウ画面番号]、[ウィンドウ表示位置]の4ワード分を使用します。
12.6 すべての画面でウィンドウを切り替えて表示したい
システムデータエリアを使用するには連続するアドレス領域が必要です。領域が足りない場合はチェックを入れることができません。使用するアドレス数は[使用ワード数]で確認できます。
以上で設定が完了しました。