特殊リレーはライトプロテクトされていません。部品などでのON/OFFやワード書き込みしないでください。
特殊リレーの構成
ダイレクトアクセス方式
アドレス |
内容 |
Hシステム変数 |
---|---|---|
LS2032 |
共通リレー情報 |
- |
LS2033 |
ベース画面情報 |
- |
LS2034 |
予約 |
- |
LS2035 |
1秒バイナリカウンタ |
- |
LS2036 |
表示スキャンタイム |
|
LS2037 |
通信サイクルタイム |
- |
LS2038 |
表示スキャンカウンタ |
|
LS2039 |
通信エラーコード |
- |
LS2040 |
トークン周回速度最大値 |
|
LS2041 |
トークン周回速度現在値 |
|
LS2042 |
予約 |
- |
LS2043 |
||
LS2044 |
||
LS2045 |
||
LS2046 |
||
LS2047 |
各アドレスの詳細 - 特殊リレー
共通リレー情報(LS2032)
ビット0
通信サイクルごとにON/OFFを繰り返します。
ビット1
画面(ベース、ウィンドウ)切り替えから、画面に設定されているすべてのデバイスアドレスとの通信が成功して部品の動作(処理)が一巡するまでの間ON。
ビットのON中にデバイスアドレスの通信スキャンが停止した場合、このビットは自動的にOFFにはなりません。
ビット2
通信エラー発生中のみONになります。
ビット3
電源投入直後の初期画面を表示している間ONになります。
ビット4
常時ONになっています。
ビット5
常時OFFになっています。
ビット6
バックアップメモリ(SRAM)のデータが電池切れなどで意図せず消えたときにONになります。(バックアップメモリ(SRAM)搭載の表示器のみ)
バックアップメモリ(SRAM)のデータは次のタイミングで消去されますが、その場合ビット6はONになりません。
画面転送(プロジェクト送信)の実行時
オフラインモードで[ユーザーメモリの初期化]の実行時
オフラインモードで[バックアップSRAMの初期化]の実行時
ビット7
Dスクリプト使用時、BCDエラーが発生するとONになります。
ビット8
Dスクリプト使用時、ゼロ割算エラーが発生するとONになります。
ビット9
ファイリングデータでバックアップメモリ(SRAM)に転送できなかった場合にONします。
ビット10
ファイリングデータのコントロールワードアドレスによる転送で、PLC→SRAMの転送ができなかった場合にONします。また、特殊データ表示器(ファイリング)によるPLC間の転送で、転送完了ビットアドレスありの場合のみ、PLC→内部デバイス、PLC→SRAMの転送ができなかった場合にONします。
ビット11
ファイリングデータで特殊データ表示器(ファイリング)によるSRAM←→内部デバイス間の転送中の間ONになります。
ビット12
Dスクリプト使用時、memcpy()、アドレスオフセット指定の読み出しで通信エラーが発生するとONになります。正常にデータ読み出しが終了するとOFFになります。
ビット13
[システム設定]の[スクリプト設定]で[Dスクリプト/グローバルDスクリプト]を設定していないプロジェクトで、Dスクリプト/グローバルDスクリプトの[SIOポート操作]のラベル設定(送信関数、受信関数、コントロール、ステータスの読み出し、受信データ数の読み出し)を実行するとONします。
ビット14
[システム設定]の[スクリプト設定]で[Dスクリプト/グローバルDスクリプト]を設定しているプロジェクトで、拡張スクリプト専用の[文字列操作]関数などを実行するとONします。また、[システム設定]の[スクリプト設定]で[拡張スクリプト]を設定しているプロジェクトで、Dスクリプト/グローバルDスクリプト用[SIOポート操作]の送受信(IO_WRITE、IO_READ)を実行してもONになります。
ビット15
予約
ベース画面情報(LS2033)
ビット0
通信サイクルごとにON/OFFを繰り返します。
ビット1
ベース画面切り替えから、画面に設定されているすべてのデバイスアドレスとの通信が成功して部品の動作(処理)が一巡するまでの間ONになります。
ビット2~15
予約
ビット1のON中に、画面に設定されているデバイスアドレスの通信スキャンが停止した場合、ビット1は自動的にOFFにはなりません。
予約(LS2034、LS2040~LS2047)
予約アドレスの値は不定です。使用しないでください。
1秒バイナリカウンタ(LS2035)
電源投入直後より1秒ごとにカウントアップします。データはBin形式です。
表示画面に設定されている部品の1つめの処理開始から、最後の部品の処理終了までの時間です。データはBin形式で単位はmsで格納されます。データは対象部品の全処理が完了した時点で更新されます。データの初期値は0です。
±10msの誤差があります。
システムデータエリアを割り付けられた接続機器(PLCなど)内部のシステムデータエリア、および各種デバイスの処理開始から終了までの1サイクルの時間です。データはBin形式で単位は10msで格納されます。データはシステムデータエリアと対象デバイスの全処理が完了した時点で更新されます。データの初期値は0です。
±10msの誤差があります。
1台の表示器に対して複数の接続機器を接続している場合、システムデータエリアの割り付けができる接続機器は1台のみです。
表示スキャンカウンタ(LS2038)
表示画面に設定されている部品処理がひととおり完了するごとにカウントアップされます。データはBin形式です。
通信エラー発生時、最後に表示された通信エラーコードがBin形式で格納されます。
トークン周回速度最大値(LS2040)
シリアルマルチリンク接続時のみ使用します。
トークンパケット(PLCへのコマンド発行権)の受け渡しが、複数台接続された表示器間で一周する時間の最大値です。単位は10msで格納されます。データは最大値が変化するごと、または画面切り替えごとに更新されます。データの初期値は0です。±10msの誤差があります。
トークン周回速度現在値(LS2041)
シリアルマルチリンク接続時のみ使用します。
トークンパケット(PLCへのコマンド発行権)の受け渡しが、複数台接続された表示器間で一周する時間の現在値です。単位は10msで格納されます。 データは最大値が変化するごと、または画面切り替えごとに更新されます。 データの初期値は0です。±10msの誤差があります。