GP-Pro EX 機器接続マニュアル

パススルー機能について

パススルー機能を使用するために必要なドライバと動作環境は以下のとおりです。

パススルー機能のインストールや設定方法などは「パススルー機能ガイド」を参照してください。

なお、SIEMENS SIMATIC S7MPI直結ドライバでパススルー機能を使用する場合は「SIMATIC S7 MPI直結ドライバ パススルー機能ガイド」を参照してください。

接続機器との接続の詳細については、下表のドライバ名をクリックし、各ドライバのマニュアルを参照してください。

対応ドライバ一覧

メーカー

ドライバ

動作環境

三菱電機(株)

A シリーズCPU直結

以下のGPP機能ソフトウェアパッケージを使用する必要があります。

Windows XP:
SW8D5C-GPPW形GPP機能ソフトウェアパッケージ以上

Windows Vista:
SW8D5C-GPPW形GPP機能ソフトウェアパッケージVer8.58L以上

Windows 7:
SW8D5C-GPPW形GPP機能ソフトウェアパッケージVer8.98C以上または
SW1DNC-GXW2 シーケンサエンジニアリングソフトウェアV1.56J、
SW1DND-GXW3 シーケンサエンジニアリングソフトウェア

Windows 8:
SW8D5C-GPPW形GPP機能ソフトウェアパッケージVer8.114U以上または
SW1DNC-GXW2 シーケンサエンジニアリングソフトウェアV1.492N、
SW1DND-GXW3 シーケンサエンジニアリングソフトウェア

Windows 8.1:
SW1DNC-GXW2 シーケンサエンジニアリングソフトウェアV1.507Dまたは
SW1DND-GXW3 シーケンサエンジニアリングソフトウェア

note

iQ-R/Fイーサネット(SLMP Client)を使用する場合は次の制限があります。

- パススルー機能は表示器をCPUユニット上のEthernetポートに接続している場合のみ使用できます。

- 同じシリーズ(iQ-RまたはiQ-F)の接続機器を同時に接続することはできません。ただしiQ-RとiQ-Fを1台ずつ同時に接続することはできます。

- GX Works3の[交信タイムチェック]を120秒以上に設定してください。またGP-Pro EXの[タイムアウト]を60秒以上に設定してください。

- HUBを使用している場合、GX Works3で「シーケンサと通信できません」というエラーが表示される可能性があります。

QシリーズCPU直結

QnAシリーズCPU直結

QUTEシリーズCPU直結

FXシリーズCPU直結

iQ-R/Fイーサネット(SLMP Client)

(株)安川電機

MPシリーズSIO(拡張)

以下のエンジニアリングツールを使用する必要があります。

MPE720 Ver5.38/Ver6.04 以上

MP Ethernet/メカトロリンク

以下のエンジニアリングツールを使用する必要があります。

MPE720 Ver5.38/Ver6.04 以上

note

- GP-3200シリーズ、GP-3300シリーズおよびLT3000シリーズをMP3000シリーズに接続する場合、パススルー機能でラダープログラムを読み出すことができません。

- パススルー機能の使用中にエンジニアリングツールで通信エラーが発生する場合はドライバの[タイムアウト]で時間を増やしてください。

横河電機(株)

パソコンリンクSIO

以下のプログラム開発ツールを使用する必要があります。

WideField2 R3.01 以上

note

- パススルー機能は表示器をCPU上のプログラミングポートに接続している場合のみ使用できます。

- Windows 7 (64 bit)、Windows 8 (64 bit)はサポートしていません。

パソコンリンクイーサネット

以下のプログラム開発ツールを使用する必要があります。

WideField2 R3.01 以上

note

Windows 7 (64 bit)、Windows 8 (64 bit)はサポートしていません。

オムロン(株)

CS/CJシリーズ上位リンク

以下のプログラミングサポートツールを使用する必要があります。

CX-Programmer Version 3.00 以上

note

パススルー機能を使用する場合、ラダーソフトの[ネットワーク種別]を「SYSMAC WAY」に設定する必要があります。

CS/CJシリーズイーサネット

以下のプログラミングサポートツールを使用する必要があります。

CX-Programmer Version 3.00 以上

note

- パススルー機能で高機能ユニットに書込みを行うとリンクユニットの応答が一時的になくなるため、表示器はエラーを表示することがあります。

- パススルー機能を使用する場合、ラダーソフトの[ネットワーク種別]を「SYSMAC WAY」に設定する必要があります。

-以下のCPUはパススルー機能を使用できません。

CJ2H-CPU68-EIP

CJ2H-CPU67-EIP

CJ2H-CPU66-EIP

CJ2H-CPU65-EIP

CJ2H-CPU64-EIP

CJ2M-CPU35

CJ2M-CPU34

CJ2M-CPU33

CJ2M-CPU32

CJ2M-CPU31

Rockwell Automation, Inc.

DF1

以下のプログラミングサポートツールを使用する必要があります。

RSLogix500

RSLogix5000

note

RSLogix5000を使用する場合のみWindows 7 (64 bit)をサポートします。

Siemens AG

SIMATIC S7 MPI直結

以下のプログラミングツールを使用する必要があります。

SIEMENS SIMATIC Software STEP7 Ver.5.1 以上

STEP7 - Micro/WIN Ver.4.0.1.10以上

note

SIMATIC S7-1200シリーズはパススルー機能を使用できません。

(株)キーエンス

KV-700/1000/3000/5000CPU直結

以下のラダーサポートソフトウェアを使用する必要があります。

KV STUDIO:Ver1.17、Ver2.50、Ver4.14、Ver5.02、Ver6.12、Ver8.00

KV BUILDER: 1.13M、2.02A、4.70

note

- ラダーサポートソフトウェアの[PLC転送]や[PLC読出]を行っている間は表示器との通信が一時的に中断する場合があります。

- パススルー機能を使用する場合、ラダーソフトと表示器の通信速度を同じ値にしてください。
設定値が異なると接続機器と表示器間の通信速度がラダーソフトの設定値に変更されます。
変更された通信設定を戻すには表示器を再起動してください。

- KV STUDIOを使用する場合のみWindows 7 (64 bit)をサポートします。

パナソニック デバイスSUNX(株)

FPシリーズコンピュータリンクSIO

以下のプログラミングツールソフトウェアを使用する必要があります。

Control FPWIN GR Ver.2.30以上

note

- パススルー機能を使用するには表示器をコントロールユニットのツールポートに接続する必要があります。

- [通信設定]の[ネットワークタイプ]で「C-NET(RS232C)」を選択する必要があります。

- [通信局指定]の[ネットワークを選択してください]で「自局」または「C-NET」を選択する必要があります。ただし、Control FPWIN GR Ver.2.30をご使用の場合は「C-NET」を選択してください。

- プログラミングツールソフトウェアの[PLCからアップロード]や[PLCへダウンロード]を行っている間は表示器との通信が一時的に中断する場合があります。

芝浦機械(株)

TCシリーズ(TCmini/TC200)

以下のプログラマ用ソフトを使用する必要があります。

Windows XP:
TCPRGOS-W(J) Ver.2.27以上

Windows 7:
TCPRGOS-W(J) Ver.2.30以上

note

- 1:n接続の場合、通信する接続機器の指定はプログラマ用ソフトで行います。パススルー機能設定ツールでは直接接続している接続機器を設定してください。

- パススルー機能が使用できる機種については芝浦機械(株)へお問い合わせください。

TC/TSシリーズイーサネット

以下のプログラマ用ソフトを使用する必要があります。

TC-WORX V1.01